...あるいは十五フィート置きに堰(せき)が出来ていて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...堰堤の多数の模型や...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...橋の下方には大きな堰(せき)が出来ている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...堰(せき)に釣(つり)をする...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...地震に崩るゝ崖の土の如何に堰くべきすべやある...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...やがて法悦(ほうえつ)はついに堰(せき)を切って...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...板片(いたぎれ)などで水を堰(せ)き止めて早吸の瀬戸や鳴門の模様をこしらえてみるのも面白かろうと思います...
寺田寅彦 「瀬戸内海の潮と潮流」
...それは深い深い心の底から湧いてきて堰きとめるすべもなかつた...
中勘助 「銀の匙」
...涙は一度堰を切ると...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...うちの堰堤(つつみ)の上をとほる荷馬車からは五哥(カペイカ)づつの通行税を取る...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...この溪流でさへ堰(せ)くものもなく濁つた急流であつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...身分の隔りが堰堤(えんてい)のような一線を彼らは知っている...
本庄陸男 「石狩川」
...堰を切つて流れ出すかのやうに根(こん)限りの精力をささげて倒れるまでは熱中するのが例だつた...
牧野信一 「熱い風」
...あの林の下の堰(せき)を...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...その能力が直ちにその立派さと等しいものではないという厳然とした堰があります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この米をまた堰料(せきりょう)とか入会料(いりあいりょう)米などに充(あ)てることもある(金塚友之亟君)...
柳田國男 「食料名彙」
...白い服を着たまま息堰(せ)き切って転がり込んで来た...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...堰(せき)を切ったように...
吉川英治 「新書太閤記」
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