...彼の一切の路(みち)を堰(せ)き止めた...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...伊吹山は北背に其等の山脈の餘波を堰き止めようとして山容やゝ崩れてゐるが...
近松秋江 「湖光島影」
...やがて法悦(ほうえつ)はついに堰(せき)を切って...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...全国至るところにある発電所の堰堤(えんてい)のどれかが...
寺田寅彦 「軽井沢」
...田に入るとて水を堰(せ)く頃は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何物かが胸のなかの堰を切りでもしたように...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...まるで堰が切れたように...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...川や小さな淵などを堰きとめ手桶で水を汲みほすのです...
豊島与志雄 「崖下の池」
...五六人の客が降りるのを堰き止めている...
豊島与志雄 「電車停留場」
...今まで堰(せ)きとめていた口の関も破れた...
夏目漱石 「明暗」
...水を溜めては堰を切り...
牧野信一 「バラルダ物語」
...水門の堰が切られたと見へて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...深い堰(せき)が流れて居(を)りました...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...踏切が堰められました...
三好達治 「測量船拾遺」
...U字型になっている便器の水堰(みずせき)を超え得ないで...
夢野久作 「一足お先に」
...一方では群鴉(ぐんあ)に似たる黒装束が再び堰(せき)を切ってこんがらとせいたかを対手に火を降らして斬り結ぶ...
吉川英治 「剣難女難」
...二渭水(いすい)の流れも堰(せ)かれるほど...
吉川英治 「三国志」
...堰(せき)を切ったように...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??