...月の光を堰(せ)いた簾の内へ...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...まるで堰口みたいに流れ出ている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...橋の下方には大きな堰(せき)が出来ている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この姉娘に対するより深い反感がやつと堰(せき)になつてゐた...
武田麟太郎 「一の酉」
...真ッ暗ナ布団ノ闇ノ中デ涙ガ堰(せき)ヲ切ッタヨウニパラ/\パラ/\ト頬ヲ伝ワル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...水を堰き流木を整理してゐる...
種田山頭火 「旅日記」
...伊吹山は北背に其等の山脈の餘波を堰き止めようとして山容やゝ崩れてゐるが...
近松秋江 「湖光島影」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...堰の水音がしてるだけで...
豊島与志雄 「霧の中」
...堰の落ちた堀川の淵で...
豊島与志雄 「故郷」
...牛の立つてる處には地を堰つて茨が白い花を開いて居る...
長塚節 「壹岐國勝本にて」
...職工達は「おっとどっこい」――と許り門のところで堰き止められた...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
......
前田普羅 「普羅句集」
...水はこちらへ流れようとする力を示しているのだからと堰の土を掘り下げる百姓があったとしたら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「間花集」
...「堰端の平松さまだ...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...遙(はる)かに関口の大洗堰(おおあらいぜき)の水おとが聞えるし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...堰(せ)き切れなくなった時に彼が見つけたのは...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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