...たかだか堰(せき)でめだかを極(き)めるか...
泉鏡花 「海異記」
...眼つむれば若き我あり春の宵昭和四年四月漕(こ)ぎ乱す大堰(おおい)の水や花見船昭和四年四月八日渡月橋(とげつきょう)の上手より舟を傭(やと)ひて遡上(そじょう)...
高浜虚子 「五百句」
...この身とて……』あとは言はずに涙が堰を切るやうに窕子の眼から溢れ落ちた...
田山花袋 「道綱の母」
...湧き水のところだけを堰きわけ...
豊島与志雄 「崖下の池」
...その流れが堰止められ...
豊島与志雄 「自由主義私見」
...大方(おおかた)御所から落ちて来るらしい水の流が大きな堰(せき)にせかれて滝をなしているのを見た...
永井荷風 「日和下駄」
...山の裾に堰(せ)き留められて...
中里介山 「大菩薩峠」
...大河の堰(せき)を切ったように...
中里介山 「大菩薩峠」
...手拍子が高く水音を堰(せ)いてひびく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...あらゆる方法で二人を堰きわける...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...感情が堰かれて迸るといふやうな事もあまりなく...
水野仙子 「道」
...河の堰を何日間か買って部落への灌漑にする由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...香代ちやん!(不意に堰を切つたやうにワーツと泣き出す香代...
三好十郎 「地熱」
...大堰(おほゐ)川を渡り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...東北には堰がある...
山本周五郎 「半之助祝言」
...蜀の筏をことごとく堰きとめて...
吉川英治 「三国志」
...池や川の堰(せき)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...足守川(あしもりがわ)の堰止(せきど)め工事と...
吉川英治 「新書太閤記」
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