...何もことさらに堂々とお歌を作り...
太宰治 「右大臣実朝」
...堂々と言ってのけたが...
太宰治 「ろまん燈籠」
...ほんの小さな小犬であったのが今では堂々としてしかもかわいい良い犬である...
寺田寅彦 「柿の種」
...どうせやるなら堂々と...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...革命は再び堂々と全フランスを提げて立ち...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...堂々としている...
夏目漱石 「三四郎」
...曲者は恐らく堂々と表の格子を開けさせて入り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕もまたその時こそ堂々と諸君を対手に弁論し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...――コソコソでなければ、どんなふうにやるつもりだ?――もっと、堂々とやる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...全紙面を割いて堂々と書き立ててある...
久生十蘭 「魔都」
...いかに堂々として軍神マルスを思わせるような頼もしい顔附をしていようとも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...争ふならば堂々と議論をもつてなすべし...
牧野信一 「貧しき日録」
...詐りより生ずることは必ず堂々と真面目一直線に行ない遂げぬものなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...それこそ堂々とした歩きようではなく...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...新聞の三面記事が読める人なら必ず本格の探偵小説を理解し得ると考えてもいい位の大衆的な支持を受けつつ堂々と門を張って行きつつ在る...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...喊声を上げつつ堂々と二方から押し寄せて来た...
横光利一 「日輪」
...そして、堂々と、「滝川三郎兵衛出でよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...正面から堂々と闘わずに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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