...図‐332この建物には、ずい分金がかかっているに相違ないが、防火建築の様式によって建てられた、最もしっかりした性質のもので、黒く光る壁や巨大な屋根瓦で、堂々としている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...堂々と借りて行くのである...
梅崎春生 「狂い凧」
...あまり堂々とやっていたので...
江戸川乱歩 「影男」
...そないなったら堂々と正義の立ち場説いて聴かして...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「どこの馬の骨ともわからない連中に話してきかせたりして――せめて警察が来るまで待たなきやいけないでしように」「警察にはわたしが責任を持つ」フランボウがはつきり堂々とした口調で言つて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...歩武堂々と軍勢の中より立ちて馳け出づる――その勇猛の姿見てアカイア軍は歡喜しつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その頃東京では欧米の公使が威風堂々と堀端を乗り歩く馬車と同じようなので...
永井荷風 「十九の秋」
...不動様の正門から堂々と入り込んで行きました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...げにも威風堂々として出御せさせらる...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...堂々と出れば君のお友達はおじ気づくな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...稲田は、堂々と、人間生活の労力の上に繁茂しているのに、折々汽車の窓から見えるこの辺の農家は、何と小さいだろう...
宮本百合子 「青田は果なし」
...堂々として鮮明な美しさは源氏の大臣以上だろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...京に上ると称して堂々と行列を立て...
柳田国男 「山の人生」
...「小仏の関所ではなんの故障もなかった、道中規則はちゃんと守っている、大老柳沢侯の荷駄である、しかもこの関所に至って、急に検察の命令が来たとなると、その理由や出所を訊(き)くのは当然ではないか」「しかしそれは、この荷駄に限って、というわけではないので」「まぎらわしいことを云うな、そこもとはこの関所の関守であろう」来太は喚きだした、「しだいによっては江戸へ戻り、老中、大目付へ訴えて出る、その急使の出どころと、出した者の名を聞こう、それまでは断じてここを動かんぞ」一般的にいって、不正なことをする人間ほど、威たけだかで、堂々として、正義派めいた口をきくようである...
山本周五郎 「山彦乙女」
...十分に様子を探ってから堂々と玄関の締りを外させ...
夢野久作 「二重心臓」
...彼の理智がマルクスの理論の堂々とした正しさを肯定すればするほど...
横光利一 「マルクスの審判」
...一方では大胆不敵な推論が堂々と確認されているような事例もあった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...部分的には堂々とした通りもできあがって来た...
和辻哲郎 「城」
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