...あまり堂々とやっていたので...
江戸川乱歩 「影男」
...汝の勝利だその一生懸命な小さいけれど氣の揃つた豐かな百姓車の軍勢が堂々と繰り出して行つたら何でも負ける...
千家元麿 「自分は見た」
...我等が堂々として小売商売をしているのを見て...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...彼はそれを――祝出征なになに君という字が背中などに大きく出ているその着物を堂々と着込んで...
高見順 「如何なる星の下に」
...ただ大きくて堂々とした立派なひとだと手紙に書いてたもんだから...
太宰治 「パンドラの匣」
...こんなに堂々と威張り返って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...嫁様のほうが堂々としている...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...文芸の正道において見られるような普遍人間的関心の対象を堂々と選ぶことになるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...議論堂々として常に高処を占め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...最良の利益とは正々堂々と人の前でいって恥ずかしくないことをいうのである...
新渡戸稲造 「自警録」
...藤木家の寺院(おてら)は、浅草菊屋橋の畔(ほとり)にあって、堂々とした、そのくせ閑雅な、広い庫裏(くり)をもち、藪(やぶ)をもち、かなり墓地も手広かった...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...――コソコソでなければ、どんなふうにやるつもりだ?――もっと、堂々とやる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...どうしても堂々と...
平山千代子 「転校」
...」(とんで)「けれども『書生気質』や『妹と背鏡』に堂々と署名した「文学士春の屋おぼろ」の名がドレほど世の中に対して威力があつたかも知れぬ...
水野葉舟 「言文一致」
...堂々と、まるで風のように僕を失恋させましたよ...
森本薫 「みごとな女」
...また、諜報(ちょうほう)によれば、この三月なかばまでには、信雄は清洲に移り、家康は岡崎を発し、両者は清洲に会同して、作戦をねり、かつ大々的に秀吉の非を鳴らして、自己の名分を天下に訴え、堂々と、両者の聯合軍を押しすすめ出すものと観察される...
吉川英治 「新書太閤記」
...――かくて堂々と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...堂々としてはいても甘い哀愁をさそうようにしおらしい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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