...敵を十分に尊敬し敬意を持って堂々と戦わなければなりません...
石原莞爾 「最終戦争論」
...堂々と借りて行くのである...
梅崎春生 「狂い凧」
...相当の年配をした堂々たる体躯の其男に銭を渡した...
小穴隆一 「又三郎の学校」
...綺麗な着物は必需品であった――そして音楽も――またある程度には堂々とした住居もほしい...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...あの堂々たるビルディングに納まって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...堂々と濶歩していた...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...堂々たる士官が彼女に礼を述べかけたときに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...堂々と呼鈴(ベル)を押すのであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...正々堂々おのずから一定の目的に向かって...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...対蹠的(たいしょてき)に堂々としております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足拍子軽やかに僕のまはりを堂々廻りをして――写真は終りました...
牧野信一 「サンニー・サイド・ハウス」
...あの哲学上の堂々たる理論が我々においてただの見かけ倒しであることもあれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...フランスタウンの一角へ堂々たる街を建設した...
横光利一 「欧洲紀行」
...歴史小説なんて堂々と名のれる作品は...
吉川英治 「折々の記」
...「ふたりで行け、凌統を第一陣に、甘寧を二陣として」孫権も、他の諸大将と、輪陣を作って、堂々、あとから押出した...
吉川英治 「三国志」
...しかしながら、黄忠の軍勝ちにあらば、決して出ることなかれ、彼が敗色濃きおりを見て援けよ」と命じ、また劉封、孟達は、ともに三千余騎をひきいて、山中の険阻(けんそ)なる所に、堂々と旗を立て、味方の勢いの壮んなるところを示して、敵の心を惑わすべしと申しつけた...
吉川英治 「三国志」
...堂々とあなたから迫ってくるもの――いうまでもなく魏の大軍だった...
吉川英治 「三国志」
...かっぷくのいい堂々たる男の上に翳(さ)しかけて行く...
吉川英治 「新・水滸伝」
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