...王様は堂々と守護されて遠くの方から卒共が敵を逐つ払ふ闘ひの様子を見てゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...堂々たる俳句を作れ...
高浜虚子 「俳句への道」
...仇討ちは須く正々堂々たるべきである...
太宰治 「お伽草紙」
...市長閣下は堂々とした官邸の城砦の中で...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...こなたは王者堂々と敵の陣中かけめぐり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...堂々と大襲撃をやつて激戦するといふことは...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...この堂々たる人物が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...堂々と流れる大河の寂けさに似て...
中井正一 「図書館法の成立」
...盛んなる堂々めぐりをはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...無理ではなかったはずの己の過去をも恥ずかしく思わせることを堂々とやってのけ...
中島敦 「李陵」
...堂々と中に入って行った...
橋本五郎 「地図にない街」
...彼等の堂々たるタブローは結局そうした素晴らしい熱意の集積である事実に対し...
藤島武二 「画室の言葉」
...堂々たる男が僕の前に立った――まごうかたなきイギリス種...
槇村浩 「長詩」
...でんすけ賭博とやらが堂々と横行している今日この頃もまたバカントラ第二世は颯爽(さっそう)と都下の高座へ君臨して...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...あの堂々たる誓約の第一箇条は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...翁の清廉無慾と翁の堂々たる芸風とは今も尚流内の人口に膾炙(かいしゃ)している...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...堂々と通ってゆく態度を見とどけて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それがみな優しい姿なりに堂々として聳(そび)えている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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