例文・使い方一覧でみる「埓」の意味


スポンサーリンク

...あえて越ゆべからざる(らち)を越えようは思わないのだ...   あえて越ゆべからざる埓を越えようは思わないのだの読み方
有島武郎 「広津氏に答う」

...(らち)もなくびくびくするのだ...   埓もなくびくびくするのだの読み方
伊藤左千夫 「去年」

...文学者(ぶんがくしや)を以(もつ)て放(はうらつ)遊惰(いうだ)怠慢(たいまん)痴呆(ちはう)社会(しやくわい)の穀潰(ごくつぶ)し太平(たいへい)の寄生虫(きせいちう)となすも...   文学者を以て放埓遊惰怠慢痴呆社会の穀潰し太平の寄生虫となすもの読み方
三文字屋金平 「為文学者経」

...同胞(どうばう)の血(ち)を以(もっ)て刃金(はがね)を穢(けが)す不奴(ふらちやつ)……聽(き)きをらぬな?……やア/\...   同胞の血を以て刃金を穢す不埓奴……聽きをらぬな?……やア/\の読み方
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」

...不(ふらち)な事(こと)ぢゃ...   不埓な事ぢゃの読み方
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」

...放者(ほうらつもの)のような恰好をしていた...   放埓者のような恰好をしていたの読み方
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」

...こうなるといくら遺伝学を振り廻しても(らち)はあかん...   こうなるといくら遺伝学を振り廻しても埓はあかんの読み方
夏目漱石 「趣味の遺伝」

...しかし古いだけで(らち)は一向開かなかった...   しかし古いだけで埓は一向開かなかったの読み方
夏目漱石 「道草」

...あたしがをあけてあげます...   あたしが埓をあけてあげますの読み方
久生十蘭 「あなたも私も」

...今もそこで泣いていたンだぞ」と(らち)もなくおなじことを繰返していたそうだ...   今もそこで泣いていたンだぞ」と埓もなくおなじことを繰返していたそうだの読み方
久生十蘭 「湖畔」

...一体いつまで待っていればがあくというんだ...   一体いつまで待っていれば埓があくというんだの読み方
久生十蘭 「魔都」

...一向(らち)があかぬのであった...   一向埓があかぬのであったの読み方
久生十蘭 「魔都」

...所で私はその男を或る若い道樂者の子爵として見知つてゐたのです――馬鹿な上に放(はうらつ)な男で...   所で私はその男を或る若い道樂者の子爵として見知つてゐたのです――馬鹿な上に放埓な男での読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...愚※々々してゐたらがあかんわ...   愚※々々してゐたら埓があかんわの読み方
水上滝太郎 「大阪の宿」

...そこで公方様が腹を立てなすって宇都宮以下常野十二藩に出兵を命ずと来たが、何しろ相手は命がけだ、が明かねえ、その内に水戸様不取締りとあって五月二十八日、幕命を以て天狗方の御家老武田伊賀守隠居謹慎、六月一日、同じく岡田国老をも隠居させ、諸生組の頭棟朝比奈、市川、佐藤を執権に据えは据えたが、天狗は筑波でやっぱりあばれる...   そこで公方様が腹を立てなすって宇都宮以下常野十二藩に出兵を命ずと来たが、何しろ相手は命がけだ、埓が明かねえ、その内に水戸様不取締りとあって五月二十八日、幕命を以て天狗方の御家老武田伊賀守隠居謹慎、六月一日、同じく岡田国老をも隠居させ、諸生組の頭棟朝比奈、市川、佐藤を執権に据えは据えたが、天狗は筑波でやっぱりあばれるの読み方
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」

...まったくこうした部門は我々人間の理性の外にあるのだから...   まったくこうした部門は我々人間の理性の埓外にあるのだからの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...頭から襄陽の会の不(ふらち)をなじって武士たちに...   頭から襄陽の会の不埓をなじって武士たちにの読み方
吉川英治 「三国志」

...煙草休(たばこやす)みよ』『不(ふらち)を申せっ...   煙草休みよ』『不埓を申せっの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

「埓」の読みかた

「埓」の書き方・書き順

いろんなフォントで「埓」

「埓」の英語の意味


ランダム例文:
所課   花を散らす   鉄座  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
友好条約   外国人労働者   道義的責任  

スポンサーリンク

トップへ戻る