...さぞ人間のアラ世間のアラが暴露されるだらうなどゝ埓もないことを考へた...
種田山頭火 「其中日記」
...領主 その不埓(ふらち)な爭鬪(さうとう)を始(はじ)めた者共(ものども)は何方(いづれ)にをる?ベン憚(はゞか)りながら...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...その同僚弁護士の風采が放埓なというほどではないにしても無頓著でじだらくなのを差引すれば...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...実に不埓なものでした...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...放埓(ほうらつ)な気の荒い父親が...
徳田秋声 「足迹」
...但し自分では放埓だとも思ってやしないがね...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...男の放埓は何も好くない結果をわが家に持ち込みはしないが...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...その奉書の右の方には其方不埓儀有之(これあり)...
直木三十五 「南国太平記」
...二人の淫楽は埓も際限もなく...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...郵便ぢやア埓あかねえ事だし...
林芙美子 「暗い花」
...放埓無残な生活を送っていた...
久生十蘭 「湖畔」
...果(はて)しのない埓(らち)のない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...放埓な惡黨だと思ふでせう――ねえ?」「本當に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何時かへつて來るかと待つてゐても埓があかないのに我慢出來無くなり...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...奔放放埓にはしり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それに引きこまれて放埓奔放にまでは及ぶことはあったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不埓(ふらち)なことを申すやつだ...
吉川英治 「三国志」
...両三日中に一切極(きま)りをつけるようにというお言葉だった』『そうでもしなければ埓(らち)は明くまいが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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