...その窓下の石垣を蔽(おお)うて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...右に石垣、その下に柳の大きな樹が茂つて、向うに橋がある――その橋も、殿様のゐる頃には大小を挟(たばさ)んだ侍が通つたり、騎馬の武士が蹄(ひづめ)を鳴して勇しく渡つて行つたりしたもので、昔は徒士(かち)や足軽の子供などはそこに寄りつけもしなかつたものであつたが、城に草が生えるやうになつてから全く廃(す)たれて、ぎぼしは盗まれ、欄干は破れ、橋板もところどころ腐つて、危くつてとても渡つて行くことが出来ないぐらゐになつてゐた...
田山録弥 「花束」
...宇垣大将の組閣失敗の後を受けた林内閣の成立が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...12「外国人」への注意書板垣鷹穂氏の評論集『現代日本の芸術』は...
戸坂潤 「読書法」
...海の方は、たかい石垣で、ひた/\と小さな波がうちよせてゐます...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...垣根を跨いでやって来ることがあった...
豊島与志雄 「絶縁体」
...またも垣根を越えはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう人の垣根の中に囲われてしまっていたっけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...兼次の家の庭には垣根について栗の大木がある...
長塚節 「芋掘り」
...苦もなく生垣を越えて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白い牡鷄わたしは田舍の鷄(にはとり)ですまづしい農家の庭に羽ばたきし垣根をこえてわたしは乾(ひ)からびた小蟲をついばむ...
萩原朔太郎 「青猫」
...正門までぐるりと垣を巡る間...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...垣の外に集まりし小供の鼠花火...
正岡子規 「夏の夜の音」
...両側の家の石垣や塀が倒れたり...
水上滝太郎 「九月一日」
...見たいものは整えられた土と垣根だけであった...
室生犀星 「生涯の垣根」
...年暮(くれ)のうち長浜を収め大垣を攻めたあの振旅(しんりょ)の帰途にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...氏家広行は大垣の城主で...
吉川英治 「新書太閤記」
...所々の石垣や濠(ほり)や...
吉川英治 「宮本武蔵」
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