...それに安住したら一つの仕事をしとげる氣で居て一生涯安住の地なんぞは見もしないで死んじまふ典型(タイプ)だと思ふんです」と何時もの咄辯に似ずすら/\と言ひ切つて...
有島武郎 「半日」
...父も悦ぶでしょう」とり出したのが大型の画帳であった...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...解剖用の小型鉗子とピンセットをとりだしたので...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...鱗型に重なりあった葉状体に似ている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...爆弾は直径一寸五分ほどの球型のもので...
高見順 「いやな感じ」
...ちょっとした小さな破れ目も花弁型の紙で丹念(たんねん)に塞(ふさ)いである...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...典型的日本風景の一つだらう...
種田山頭火 「行乞記」
...個々の記者のいわゆる常識による類型化の主観的方便によるよりほかに一つもたよりになるような根拠がないからいささか心細いと言わなければならない次第である...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...本当に生きてた異常な一典型(タイプ)のうちにパリーは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...梅玉(ばいぎょく)の型だろうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...大型の魔法瓶に入れて運ぶ...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...鼓型の雪の結晶を最初に発見した人は...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...心の臓へ耳を当てたり型通りの事をした後...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その幻想の内容が類型的で...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...或る個人の一定の型による舞台表現によって...
夢野久作 「能とは何か」
...就中(なかんずく)「狒狒(ひひ)型」「猩猩(しょうじょう)型」なぞいうものがありますが...
夢野久作 「鼻の表現」
...情誼と共に武将型の単純さもある義貞だった...
吉川英治 「私本太平記」
...小松島(こまつじま)に長崎型の船が入っているから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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