...屈曲の度は並の型より...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...扉は格子型(こうしがた)になっている...
海野十三 「恐竜島」
...攻撃力の弱い旧型駆逐艦(くちくかん)の如きは...
海野十三 「空襲葬送曲」
...もしも一隻の恐竜型潜水艦が...
海野十三 「太平洋魔城」
...同じ型の石膏像を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...小型サーチライトで...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...人はその金属を熔かし彼ができるかぎりの最も美しい鋳型(いがた)に鋳こむかもしれないが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...流行型の学生服を着て歩くと...
太宰治 「正義と微笑」
...そばかうどんで型ばかりの晩飯をたべると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...もつと今までの型から離れた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...猿蟹合戦(さるかにかっせん)より忠臣蔵に至るあらゆる仇打(あだう)ち物語に典型的な型式を具えている...
寺田寅彦 「山中常盤双紙」
...昌造の雛型提示が前記したやうに七月朔日に始まつてゐるのだから...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...また西洋がかった所も無い(南洋でちょっと顔立が整っていると思われるのは大抵どちらかの血が混っているものだ)純然たるミクロネシヤ・カナカの典型的な顔だが...
中島敦 「環礁」
...民間俗信の神像や神祠などの模型を蒐集していた...
中島敦 「南島譚」
...林町で備えている井上の和英の大型のがよいと思っていたら絶版の由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...生活というものを型にはめて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だれも同じ型の人はないものですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だが、前の兩者とか、伊勢の北畠顯房とか、大和の柳生家とかいふ兵法家は、やはり當時でも、少數な宗家(さうけ)的な存在であつて、一般の武者修業といへば、型の如く、一劍一笠で樹下石上を行とし、克己を主旨として、諸國を踏破するのが、本來であつたにちがひない...
吉川英治 「折々の記」
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