...器用に大風呂敷をほどいて...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...何しろひどく不器用に見える...
高村光太郎 「黄山谷について」
...紙小縒(かみこより)を作って五十組の羽織紐を素早く器用に編んで引出しに仕舞い...
太宰治 「新釈諸国噺」
...まめまめしくしかも不器用に...
橘外男 「仁王門」
...内側の周囲に桜の花が不器用に彫ってあった...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...頭が器用に働かず...
中里介山 「大菩薩峠」
...無器用に積み重ねられているだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...黒いきれを器用に結んだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...どうせ曲者のように器用には行くまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...口前だけは器用に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...器用に嘘も吐(つ)けまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎は足を働かせて器用にその品物を蹴飛ばしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...器用に竹の鐵砲を作り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次がどんなに器用に十手を使ったところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...器用に外へ引出してしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを器用に染め直して...
宮本百合子 「親子一体の教育法」
...もしこれを不器用に・その道の規則に反するように・取扱うならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...器用にどこかへ立ち去っていました...
吉川英治 「江戸三国志」
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