...死する時未だ嘗て悲むことを知らざるべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...訳者嘗(かつ)て十年の昔...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...嘗不レ添へ二音訓之仮名(カナ)ヲ一...
京山人百樹、京水百鶴 「北越雪譜」
...」売子娘は酸つぱい物を嘗(な)めさせられたやうな顔をしたが...
薄田泣菫 「茶話」
...私(わたくし)が嘗(な)めないということではないのです...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...オイカリエーのユウリトス嘗つて領せし其都城...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...本篇の内容中日本共産党と同研究会との関係等重要部分に於て嘗てこの「思想月報」第一号に掲載した「唯物論研究会経過」の趣旨と必ずしも一致しない点がある...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...これまで嘗ておぼえたことのないほどの感動に打たれ...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...嘗ての工部局時代...
豊島与志雄 「秦の出発」
...嘗て初夏の夕に来り見た時...
永井荷風 「百花園」
...隨つて彼の頭は分時も商業を去らないのであるが何といつても年は若いし嘗て自分が主になつて營業したことがないので今一軒の店を持つと成ると身に餘るやうな心持にもなるし...
長塚節 「商機」
...カフス釦(ボタン)ばかり嘗(な)めたあげく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...1嘗つてそんな船は存在もしていなかったように...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...嘗て「愚」と称(よ)んで嘆いた鈍い感情が...
牧野信一 「山を越えて」
...嘗(かつ)て襖(ふすま)の立てられたことのない自分の居間で...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...かつては農家の新嘗に属したかと思わるる幾つかの行事が...
柳田国男 「海上の道」
...「その頃の囚人の気合は今と違うておったように思うなあ」と嘗(かつ)て奈良原翁は酒を飲み飲み筆者に述懐した...
夢野久作 「近世快人伝」
...にや/\しながら嘗めてゐるのもある...
若山牧水 「樹木とその葉」
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