例文・使い方一覧でみる「嘗」の意味


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...て突き拔いた瞬間の大悦をば知らなかつた...   嘗て突き拔いた瞬間の大悦をば知らなかつたの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...非常なる不便を(な)めたりしが...   非常なる不便を嘗めたりしがの読み方
石原莞爾 「戦争史大観」

...急に熊(くま)の胆(きも)を(な)めたようなむつかしい顔になって...   急に熊の胆を嘗めたようなむつかしい顔になっての読み方
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」

...(か)つて何をしたか...   嘗つて何をしたかの読み方
相馬泰三 「田舎医師の子」

...自分も同じ暗黒世界に身を置くことがこの上もなく楽しかった後に公然と稽古することを許可されてからもこいさんと同じにしなければ済まないと云って楽器を手にする時は眼をつぶるのが癖(くせ)であったつまり眼明きでありながら盲目の春琴と同じ苦難を(な)めようとし...   自分も同じ暗黒世界に身を置くことがこの上もなく楽しかった後に公然と稽古することを許可されてからもこいさんと同じにしなければ済まないと云って楽器を手にする時は眼をつぶるのが癖であったつまり眼明きでありながら盲目の春琴と同じ苦難を嘗めようとしの読み方
谷崎潤一郎 「春琴抄」

...(かつ)て滋幹は幼少の折に...   嘗て滋幹は幼少の折にの読み方
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」

...(かつ)て驕慢に募れりとの咎(とが)めを受けたる烈公は...   嘗て驕慢に募れりとの咎めを受けたる烈公はの読み方
徳富蘇峰 「吉田松陰」

...きっとては女房衣に身を包んでおったのであろう訳ある女...   きっと嘗ては女房衣に身を包んでおったのであろう訳ある女の読み方
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」

...未だてこれほどではなからうと思はれるくらゐ...   未だ嘗てこれほどではなからうと思はれるくらゐの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...てオートバイで疾走した相当の道程(みちのり)を...   嘗てオートバイで疾走した相当の道程をの読み方
牧野信一 「F村での春」

...俺は未だて見たことがない...   俺は未だ嘗て見たことがないの読み方
牧野信一 「蔭ひなた」

...そんな自分の弱さはて経験のためしもなかつたのであるが...   そんな自分の弱さは嘗て経験のためしもなかつたのであるがの読み方
牧野信一 「天狗洞食客記」

...この人はて藥山に上つて禪學を修めたものであるから...   この人は嘗て藥山に上つて禪學を修めたものであるからの読み方
松本文三郎 「世界に於ける印度」

...大蔵はて茶山に何物をか贈つたことがある...   大蔵は嘗て茶山に何物をか贈つたことがあるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...一箸ずつは(な)め試みる神農主義...   一箸ずつは嘗め試みる神農主義の読み方
柳田国男 「雪国の春」

...彼女たちは自分の頭を(かつ)て見た最大の頭よりも見栄(みばえ)あらしめるために...   彼女たちは自分の頭を嘗て見た最大の頭よりも見栄あらしめるためにの読み方
夢野久作 「東京人の堕落時代」

...その代りに拾い上げる時は何もかも一時だよ」とて筆者に言った事がある...   その代りに拾い上げる時は何もかも一時だよ」と嘗て筆者に言った事があるの読み方
夢野久作 「実さんの精神分析」

...たとえいかなる臥薪胆(がしんしょうたん)の苦難をしのぶとも...   たとえいかなる臥薪嘗胆の苦難をしのぶともの読み方
吉川英治 「黒田如水」

「嘗」の読みかた

「嘗」の書き方・書き順

いろんなフォントで「嘗」

「嘗」の英語の意味

「なんとか嘗」の一覧  


ランダム例文:
いたぶる   多くはない   御首  

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