...喜悦に満ちた表情をしている...
...彼女の勝利に対する喜悦が伝わってくる...
...あなたと一緒にいると本当に喜悦を感じる...
...喜悦の声で歓声を上げた...
...これほど喜悦に満ちた瞬間は今までになかった...
...言葉を尽して喜悦(よろこび)を陳(の)べつ...
巌谷小波 「こがね丸」
...かねてからの父様の持論であったが今その最も難物の喜悦の篇へさしかかっていらっしゃるところであったから...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...俄かの喜悦を示すために...
谷譲次 「踊る地平線」
...空梅雨ではあるまいかと心配してゐた農夫の顔に安心と喜悦との表情が浮んでゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...それでも夫婦(めをと)にでもなつたやうな喜悦を時子もBも感じた...
田山録弥 「アンナ、パブロオナ」
...悲哀(かなしみ)と喜悦(よろこび)と好奇心とが停車場の到る処に巴渦(うず)を巻いていた...
田山花袋 「蒲団」
...私はその瞬間ある神秘な喜悦を感じたのだ...
豊島与志雄 「蠱惑」
...それは曙(あけぼの)と幼年と青春と喜悦との作用である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ひそかに喜悦の戦慄(せんりつ)を身に感じて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二十の頭を持った喜悦の怪蛇(かいだ)を自分たちのまんなかに引き回してもらうという以外には...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...(帰って来たんだ!)竜太郎は喜悦の情に耐えられなくなって...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...憤懣や希望や喜悦や悲哀は少なからず持つてゐるやうだが...
牧野信一 「〔同腹異腹〕」
...心配、恐懼(きょうく)、喜悦、感慨、希望等に悩まされて従来の病体ますます神経の過敏を致し日来(ひごろ)睡眠に不足を生じ候次第愚とも狂とも御笑い可被下(くださるべく)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...順二郎の心に名状の出来ない喜悦と苦悩の混りあった感動を与える力が漲っていた...
「海流」
...喜悦があり創造が許された者といかに異なる事情であろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...どうして労働への喜悦があり...
柳宗悦 「工藝の道」
...しかもなお、司馬懿が、額(ひたい)を撫でて、「まずまず、これで味方にとって大幸というべしだ」と、喜悦したわけは、持久戦を以て対するならば、彼にも自信があったからである...
吉川英治 「三国志」
...「よくぞいたした」信長の喜悦はひと通りでない...
吉川英治 「新書太閤記」
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