例文・使い方一覧でみる「喜々」の意味

...日当りのいい今にもそこから美しい都の婦人でも喜々として洋傘をさして現れそうな気のする瀟洒（しょうしゃ）としたものであった...
橘外男「逗子物語」

...楽しげなフロリダの風土からイングランドの田舎町の侘びしい生活に喜々として転じはしない...
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳「橙の種五粒」

...田圃（たんぼ）では皆欣々喜々として晩稲（おくて）を苅って居る... 田圃では皆欣々喜々として晩稲を苅って居るの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...しかもそれをとがむるよりも晴やかにその上に喜々として腹ばう強い切断性である...
中井正一「探偵小説の芸術性」

...若い女も喜々として歩いてゐる... 若い女も喜々として歩いてゐるの読み方
林芙美子「瀑布」

...喜々として笑ひ興ずる... 喜々として笑ひ興ずるの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　前篇」

...それから喜々として... それから喜々としての読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...夫の手に渡れば喜々として私を折檻（せっかん）するでしょう... 夫の手に渡れば喜々として私を折檻するでしょうの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「ギルレイ」

...情婦の最後を喜々と見ていた... 情婦の最後を喜々と見ていたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「ギルレイ」

...子供のように喜々としている... 子供のように喜々としているの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「ギルレイ」

...喜々として他人を裏切る連中だ... 喜々として他人を裏切る連中だの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部」

...喜々として煙草を吹かし... 喜々として煙草を吹かしの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部秘話」

...子供のように喜々としている... 子供のように喜々としているの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「本命馬」

...いっしょに喜々と働いているに違いない... いっしょに喜々と働いているに違いないの読み方
山本周五郎「菊千代抄」

...いたずら盛りの和子たちが喜々と飛び跳（は）ねていらっしゃる... いたずら盛りの和子たちが喜々と飛び跳ねていらっしゃるの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...マ氏は喜々としゃべりつづけて行く... マ氏は喜々としゃべりつづけて行くの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...喜々と笑って生きている一日のみが尊まれる... 喜々と笑って生きている一日のみが尊まれるの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...世の中の少年や少女達が、喜々として、小学校に通い始めた頃だろうか...
蘭郁二郎「夢鬼」

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