...奥方様や和子様方まで...
吉川英治 「黒田如水」
...いつまでも家臣どもに甘やかされて駄々ばかり捏(こね)ている和子様であってはならぬぞ...
吉川英治 「剣の四君子」
...……和子様、お支度はいいでしょうな」「ああ、いいよ」阿新(くまわか)は、事もなげな顔つきである...
吉川英治 「私本太平記」
...「和子様、また会いましょうね...
吉川英治 「私本太平記」
...介は、それを眺めて、「和子様、はよう、介の背なかに、おすがりあそばせ...
吉川英治 「親鸞」
...和子様のは、世間のいたずら童(わっぱ)が、飛びまわるのとは違いまする」「でも、こういう時には」「ごもっともです...
吉川英治 「親鸞」
...けれど、介(すけ)のぞんじますには、おそらく、和子様は、お父君のお病気(いたつき)に、小さな胸をおいためあそばして、それを、お祈りしていたのではないかと思われます」「ほ……どうして?」「介が、諸方をお探しして行きますと、いつか、和子様をおぶって粘土(こねつち)を取りに参りました丘の蔭にこう、坐っておいであそばしました」介は、庭へ坐って、十八公麿(まつまろ)がしていたとおりに真似(まね)をして合掌した...
吉川英治 「親鸞」
...「和子様(わこさま)――」と...
吉川英治 「親鸞」
...「和子様……」何度目かの声に...
吉川英治 「親鸞」
...和子様でもお分りになるでしょう...
吉川英治 「親鸞」
...「和子様、和子様、何をするのですか」「おまえを、ここから、出してあげようと思って――」「飛んでもない」曲者は、首を振った...
吉川英治 「親鸞」
...和子様のお顔は存じ上げておりました」「ではやはり...
吉川英治 「親鸞」
...――和子様あっ」介(すけ)は...
吉川英治 「親鸞」
...介は、発狂したように、「和子様ッ」と、飛んで行った...
吉川英治 「親鸞」
...介は、肩をふるわせて、「お願いの儀、ほかではござりませぬが、永年、お乳の香のするころより、お傅(もり)の役、いたしました私、今、その和子様が、御得度あそばしますのを、なんで、このままよそにながめて、俗界にもどられましょう...
吉川英治 「親鸞」
...今も、和子様と、呼ぶのであった...
吉川英治 「親鸞」
...御前様の身や和子様たちを...
吉川英治 「源頼朝」
...和子様...
吉川英治 「源頼朝」
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