...「和子様っ」と、上から、抱くと、寛之助は、身体を、がたがた顫わせて、しっかりと抱きついた...
直木三十五 「南国太平記」
...わしの周りには、御近習の眼が光っている」「じゃあ、およろしい時に、和子様の方から、そっとお遊びにおいでなさいまし...
吉川英治 「私本太平記」
...和子様は気どられぬよう...
吉川英治 「私本太平記」
...また小さい和子様たち...
吉川英治 「新書太閤記」
...と――また、「和子様、ここですよ」「? ……」十八公麿はふりかえって、じいっと、厩牢(うまやろう)の中にみえる人間の影をふしぎそうに見つめていたが、やがて、怖々(こわごわ)と寄って行って、「おまえは、誰?」「わたくしは、お館にしのび込んで捕まった曲者(くせもの)ですよ」「曲者さん?」「名まえではありません、いわゆる曲者です...
吉川英治 「親鸞」
...和子様には何も悪いことはしませんから...
吉川英治 「親鸞」
...和子様は私とこうして話していてもちっとも恐いことはないでしょう...
吉川英治 「親鸞」
...和子様でもお分りになるでしょう...
吉川英治 「親鸞」
...和子様のお顔は存じ上げておりました」「ではやはり...
吉川英治 「親鸞」
...「介(すけ)、あの悪童が、張本(ちょうぼん)じゃ、和子様のため、何とかせねばいかぬ」「うむ、懲(こ)らしてくれたいとは思うが」「一つ、この拳固(こぶし)を、馳走してやろうか」「よせよせ」箭四郎が、しきりと逸(はや)るのを、介はあぶながった...
吉川英治 「親鸞」
...(和子様は、どうしたか?)それが気にかかる...
吉川英治 「親鸞」
...和子様にちがいない...
吉川英治 「親鸞」
...その和子様が……...
吉川英治 「親鸞」
...「和子様か」変った彼のすがたに...
吉川英治 「親鸞」
...ひたすら和子様のお育ちをたのしみながら...
吉川英治 「親鸞」
...和子様まで」舌がひッつれて...
吉川英治 「平の将門」
...和子様」急いで抱き止めて戻って来た若い郎党がある...
吉川英治 「日本名婦伝」
...和子様の泣き声が...
吉川英治 「源頼朝」
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