...事務長は興録よりもさらに要領を得ない受け答えをした...
有島武郎 「或る女」
...愛子があの年ごろで男の前にはっきりああ受け答えができるのは葉子にも意外だった...
有島武郎 「或る女」
...うるさい受け答えをしなければならなかったが...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...ときどき唯フンフンと鼻で受け答えするばかりで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...このきまりきった挨拶(あいさつ)の受け答えが...
太宰治 「パンドラの匣」
...ときどき「はい」とか「ふん」とか受け答えはしているものの...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...唯(ただ)はあはあと受け答えしたであろうことは想像に難くないのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...幸子には「ふん」とか「はあ」とか仄(ほの)かに受け答えするだけである雪子の言葉のはしばしに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...たびたび受け答えがわかりにくくなりましたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...穏やかに受け答えをしていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...それに簡単な受け答えをしていた...
豊島与志雄 「反抗」
...看護婦がまた殊勝(しゅしょう)な女で小さい声で一度か二度呼ばれると快よい優(やさ)しい「はい」と云う受け答えをして...
夏目漱石 「変な音」
...男だって困るはずがないじゃないの」「そりゃありがたい場合もたまには出て来るだろうがね」と云った津田には固(もと)より本気に受け答えをするつもりもなかった...
夏目漱石 「明暗」
...すべてこの調子で受け答えをするのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...如才ない受け答えをしようとして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どういう方?」受け答えをする氣も起きなかつた...
三好十郎 「肌の匂い」
...ごく自然におっとりと受け答えをした...
山本周五郎 「つばくろ」
...時々受け答えをするくらいのものであった...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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