...彼の態度には反撥を感じる...
...友達を応援する言葉に反撥が生じる...
...彼女の発言に対し、反撥を覚えた...
...社会の不条理に対する反撥が若者たちに見られる...
...彼のアイデアには反撥がなく、みんなが賛同した...
...強力なる刺戟を反撥する餘儀なさと...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...かえって反撥(はんぱつ)して...
太宰治 「女生徒」
...かえって反撥のゆえであったような気もする...
太宰治 「善蔵を思う」
...しかしまた人知れぬ反撥心(はんぱつしん)もあって...
徳田秋声 「仮装人物」
...所謂方法論などが仮定するように相互に反撥するものではない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...凡てに反撥するような心地から...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...次には反撥を感ずるようになりました...
豊島与志雄 「道標」
...反撥とか敵意とかそういう気持ちではなく...
豊島与志雄 「土地に還る」
...立ちどころにその反撥に応酬して...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は戀人と接觸せんとして反撥される...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...男性的で反撥(はんぱつ)の力に強く...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ことに学校を出たばかりの若い人たちは軽蔑と反撥を示した...
原民喜 「二つの死」
...九鬼は何か反撥するような微笑をしたきり黙りこんでしまった...
堀辰雄 「聖家族」
...所謂中流のしきたりに反撥して皮肉になっている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...生理的の原因ばかりでなく、生活目的というか、日々の些末なつかれるいそがしさに挫かれて、反撥して、すてて逃げ出したいのね、こういう心理はこわいものだと沁々思いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「…………」義貞は、何へともなく、反撥をおぼえた...
吉川英治 「私本太平記」
...常に反撥(はんぱつ)を起すような感情をもっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...五六年前ならイキナリ反撥したかも知れない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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