...彼の態度には反撥を感じる...
...友達を応援する言葉に反撥が生じる...
...彼女の発言に対し、反撥を覚えた...
...社会の不条理に対する反撥が若者たちに見られる...
...彼のアイデアには反撥がなく、みんなが賛同した...
...この病者に惹きつけられる愛情と反撥する憎悪を同時に感ずる...
田中英光 「さようなら」
...それに反撥する怒りとがいつしよになつて噴き上つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そうしてその反撥の力こそは日本精神のはたらきである...
津田左右吉 「日本精神について」
...変に彼女の心を反撥した...
豊島与志雄 「死の前後」
...他の男との関係で妊娠したような女には生理的に反撥を覚ゆるというのである...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...マリユスは言うべからざる反撥(はんぱつ)の情を覚えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この男の醜さと膿(うみ)の臭(くさ)さとが悟浄に生理的な反撥(はんぱつ)を与えた...
中島敦 「悟浄出世」
...油(あぶら)が水(みづ)を反撥(はんぱつ)するのか遂(つひ)に溶(と)け合(あ)ふ機會(きくわい)が無(な)いのである...
長塚節 「土」
...反撥は一層の激しさを加へる...
中原中也 「西部通信」
...おまっちゃんは何処(どこ)までも反撥(はんぱつ)した...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...勝気な彼女の反撥心(はんぱつしん)は...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...船長はストキや船員を反撥(はんぱつ)して...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...燈管でおさへられてゐた気持がワッと反撥してよく笑ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「食べることの方が忙しい」と反撥する気分を...
宮本百合子 「現実に立って」
...生理的の原因ばかりでなく、生活目的というか、日々の些末なつかれるいそがしさに挫かれて、反撥して、すてて逃げ出したいのね、こういう心理はこわいものだと沁々思いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それに反撥する一語の気力すら残していなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...ものは気をつけていうものぞ」彼の反撥を食うと...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の反撥(はんぱつ)を小当(こあた)りにあたってみるような小競(こぜ)り合いを繰り返していたものである...
吉川英治 「新書太閤記」
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