...彼の態度には反撥を感じる...
...友達を応援する言葉に反撥が生じる...
...彼女の発言に対し、反撥を覚えた...
...社会の不条理に対する反撥が若者たちに見られる...
...彼のアイデアには反撥がなく、みんなが賛同した...
...妙に反撥心が起る...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...これで――)不当に取扱われているという反撥(はんぱつ)が...
梅崎春生 「桜島」
...予(あらかじ)め貴女の処女性反撥力(しょじょせいはんぱつりょく)といったようなものを験(ため)しておきたかったのです」帆村は...
海野十三 「什器破壊業事件」
...芭蕉去って後の俳諧は狭隘(きょうあい)な個性の反撥力(はんぱつりょく)によって四散した...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...その自国同胞の卑屈に反撥する慷慨心(こうがいしん)等は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...凡てに反撥するような心地から...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...その不愉快さに対する反撥心が起ってきた...
豊島与志雄 「反抗」
...瀑布は二段目から左へ反撥して崖の後にかくれてしまふ...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...やっぱり、女って、男が頼りね」しんみりと述懐するお京の眼に、涙さえ浮かんでいるのではないかと思われたが、金五郎の方は、反撥するように、心のなかで、(なにをいうとるか...
火野葦平 「花と龍」
...反撥する肌のにおいを感じていた...
本庄陸男 「石狩川」
...我々が偏見をもって反撥していれば...
宮本百合子 「刻々」
...文章をファブルがああいう擬人法で書いたのにもダーウィンの文章への明言された反撥がある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...苦労が足りないとか反撥する場合が多い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...他人事を憂えるに似た観念の弱さを感じる反撥も手伝い...
横光利一 「旅愁」
...お袖は、下町ことばの、つよい響きと、竹を割るような感情で、反撥した...
吉川英治 「大岡越前」
...日本は四等國民ではないか」書いてるうちにも、世の反撥が、きこえる氣がする...
吉川英治 「折々の記」
...弟らしい気色(けしき)ばンだ反撥ぶりを...
吉川英治 「私本太平記」
...玄蕃允の自負と熱血はすぐそれを反撥した...
吉川英治 「新書太閤記」
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