...これも初めの日にはちょっと甜めて見たきりで止した...
大杉栄 「日本脱出記」
...降誕祭(ワイナハト)の初めの日には...
寺田寅彦 「先生への通信」
...初めの日は面白くてたまらぬ...
徳永保之助 「洪水のように」
...最初の邂逅(かいこう)やいっしょに過した初めの日々を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女がやって来なかった初めの日曜日の晩には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...初めの日から既にジャン・ヴァルジャンの陰気な目を痛めていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あなたの恋もわたしの恋も初めの日だけは真実だつた……...
林芙美子 「浮雲」
...古里を恋ふるそれよりやや熱き涙流れきその初めの日男を知つた第一夜の心を自分から進んで歌ふことは余りなかつたことと思はれるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...わたしが初めの日に聞いたことは...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...その生れる初めの日が偶然で...
水野葉舟 「言文一致」
...一七月初めの日が頭の上でカンカン照りはじめると...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...初めの日は中宮の父帝の御菩提(ぼだい)のため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...渡部主事の御説明は私は初めの日に遲れて出まして半分しか聽きませぬけれども...
森鴎外 「假名遣意見」
...この日を限りに翌年正月の謡初めの日まで...
柳田国男 「年中行事覚書」
...初めの日と同じように掃除をし...
山本周五郎 「あだこ」
...その初めの日から...
山本周五郎 「はたし状」
...会えばわかる筈です」三初めの日は前田甚内に伴れられて埴谷邸へいった...
山本周五郎 「半之助祝言」
...ことに、百姓達にいわせると、「初めの日、蜀の軍が、夕方からたくさんに五丈原から西方の谷間に集まりました...
吉川英治 「三国志」
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