...「色刷木版画」は、版木に色を塗って一枚ずつ刷ることで絵画を作ります...   
...墨版とは、版木に墨を付けて紙に印刷する技法である...   
...北京の栄宝斎など十軒ばかりの文房具屋の便箋の版木五千ばかりのうちから...   
内山完造  「魯迅さん」 
...私は版木をさがしてみたが見當らなかつた...   
徳永直  「光をかかぐる人々」 
...その地蔵様の版木はどうなったか...   
豊島与志雄  「蔵の二階」 
...坊さんを頼んで「出定後語」の版木を燒棄て...   
内藤湖南  「大阪の町人學者富永仲基」 
...版木彫(はんぎほ)りの下職に...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...版木屋の新吉を振り捨てゝ...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...……版木(はんぎ)だけは本でかくしても...   
久生十蘭  「顎十郎捕物帳」 
...あなたが御法度(ごはっと)の大黒尊像(だいこくそんぞう)を版木で起していたことは...   
久生十蘭  「顎十郎捕物帳」 
...その下からおおかた彫りあがった大黒尊像の版木があらわれた...   
久生十蘭  「顎十郎捕物帳」 
...おのがじし百枚ずつを版木に起して配布するので...   
久生十蘭  「顎十郎捕物帳」 
...聞くでもなく聞かぬでもないような様子で版木をひねくりまわしていたが...   
久生十蘭  「顎十郎捕物帳」 
...版木のうち一枚だけ版権者の所にもって来ておいて...   
柳田国男  「故郷七十年」 
...その留板の版木が一つか二つ私の家にあったが...   
柳田国男  「故郷七十年」 
...みなよそで刷って売れなくなった版木を安く買い...   
山本周五郎  「へちまの木」 
...「そないに勘定や勘定やと云われてもな」といつか版木屋が勘定取りに来たときに...   
山本周五郎  「へちまの木」 
...これを版木にかけて...   
吉川英治  「江戸三国志」 
...大蔵経(だいぞうきょう)の版木(はんぎ)を完成して...   
吉川英治  「大岡越前」 
...桜の版木に直接ノリ貼りされた画稿の上から...   
吉川英治  「忘れ残りの記」 
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