...トン……と……間(あひ)を措(お)いては...
泉鏡太郎 「艶書」
...まず措(お)くとするも...
海野十三 「人造物語」
...三造を措(お)いて他にないのです...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...既往のことは姑く措いて...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...どの一枚の画にも足を留めて仔細に凝視させないでは措かない魅力を持っている...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...訴へずには措かなかつたでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ショオマレェが新たな措置をとりだしたことを喜んでいるものさえあった...
久生十蘭 「海難記」
...文三を措いて誰(たれ)がなろう?と...
二葉亭四迷 「浮雲」
...かやうなものにして初めて明證的に措定されることができ(evident-setzbar)...
三木清 「認識論」
...これが池田氏の偶(たまたま)獲た曼公の遺品を愛重(あいちょう)して措(お)かなかった所以である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...このひと月あまりのうちにどことなく変ってきた妻の挙措(きょそ)が...
山本周五郎 「日本婦道記」
...切らせてくれと申してききません」甲斐は筆を措(お)いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...余事は措(お)いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...いとまを措(お)かず...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉を措(お)いて他に人があるかといえば...
吉川英治 「新書太閤記」
...その一策を措(お)いてはあるまい」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして時も措(お)かず...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ措(お)かれているはずはないし...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??