...大人の指示によって宮中の善後措置を講じた』という意味の談がある...
石原莞爾 「戦争史大観」
...今を措(お)いて...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...これは尊崇措(お)かざる聖者の肖像ではなくして...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...解釈の哲学が召し出されるのはこの時を措いてあろう筈はない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自分等のための小さな私念は、しばらく措こう...
豊島与志雄 「風景」
...故に曲禮の措之廟...
内藤湖南 「易疑」
...前のお君ならば何事を措(お)いても障子をあけるのでしたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...手より措(お)かずに...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなもの誰が着るもんですか! あたしを差措いてあんな人におやりになるなんて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...敢て自家の毀誉褒貶を度外に措き...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...書物を措(お)いて二階から下りて來た...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...かかる物実際存否の論は措(お)いてとにかく西洋に大海蛇の譚あるようにインドや支那で洋海に大竜棲むとし海底に竜宮ありと信ずるに及んだのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...それらを措(お)いてどこにあろうか...
柳宗悦 「地方の民藝」
...作の善悪や反響の如何(いかん)はさて措(お)いて...
山下利三郎 「流転」
...下へも措(お)かないほど慇懃(いんぎん)であった...
吉川英治 「黒田如水」
...なおのこと羨望(せんぼう)措(お)く能(あた)わないものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...仏教文化を措(お)いては...
吉川英治 「随筆 新平家」
...何をいうにも気の措(お)けない姿である...
吉川英治 「源頼朝」
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