...トルストイ伯の人格は訳者の欽仰(きんぎよう)措(お)かざる者なりと雖(いへど)も...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...我が日本を措(お)いて他にない...
大隈重信 「日支親善策如何」
...何をさし措いても...
薄田泣菫 「独楽園」
...安永天明の俳句界を知るためには俳諧はしばし措(お)いてもさしつかえないのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...図(はか)らずも国もとに措いて来た女房を思い出し...
辰野隆 「銷夏漫筆」
...四歳の頃より舞(まい)を習いけるに挙措(きょそ)進退の法自(おのずか)ら備わりてさす手ひく手の優艶(ゆうえん)なること舞妓(まいこ)も及ばぬほどなりければ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...是非とも望みを叶(かな)えずには措(お)けないようになった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...辰之助を差し措(お)くことはその間に何か特別の色がつくようで...
徳田秋声 「挿話」
...何物をも見尽さずには措(お)かない眼を注ぎました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...訴へずには措かなかつたでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...即布教地として特に關東に重を措いたことゝ...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...内部(なか)へ入って見ることにしよう」口措(くちお)かずにぶツくさ言いながら堤を下りて赤松の林を通抜け...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...顔だちや挙措(きょそ)はまだ少年らしく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...永禄元年の和睦――甲越の一時的な和議のできた年に――とうとうこの鍾愛(しょうあい)して措かない大事な家来を三河の徳川蔵人元康(くらんどもとやす)へ遣ってしまった...
吉川英治 「上杉謙信」
...今を措(お)いては...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここの土を措(お)いて他国に骨を埋(うず)める地はないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...少し間(ま)を措(お)いて再び...
吉川英治 「宮本武蔵」
...やや間(ま)を措(お)いてから...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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