...愚痴は措く...
石川啄木 「消息」
...恐らく君を措(お)いて外にはあるまい...
泉鏡花 「海城発電」
...来る十六議会はしばらく措いて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何を措(お)いても米国生れの女を女房(かない)にするのを忘れてはならない...
薄田泣菫 「茶話」
...挙措に迷うことでしょう...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...言葉つきから挙措物腰まで静かで...
豊島与志雄 「幻覚記」
...それはしばらく措くとして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ともかく応急の措置をとらなければというので...
久生十蘭 「海難記」
...人間が人間として最も純粋な美しい状態はそれを措いて他に決してないんだ...
北條民雄 「道化芝居」
...われらが撞著といひしは前に「客観的景色に重きを措き」とありて後に「客観的にのみ」とありしをいふなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...建部賢弘の著述を措いては他に見られぬのである...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...一方は名もなき草叢裡(そうそうり)の窮措大(きゅうそだい)翁となり果てたまま悠々久濶(きゅうかつ)を叙(じょ)する...
夢野久作 「近世快人伝」
...奇貨(きか)措(お)くべし...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉方とすればこれは当然な措置である...
吉川英治 「私本太平記」
...身の措(お)き所を失うてまごついた...
吉川英治 「新書太閤記」
...鍾愛(しょうあい)措(お)かない黒鹿毛は...
吉川英治 「源頼朝」
...それからだいぶ時刻を措(お)いて...
吉川英治 「源頼朝」
...予防措置が厳重化され...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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