...何は措(お)いても...
泉鏡花 「婦系図」
...けれども世人が羨望措く能わざるところの富豪は...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...芝居を措(お)いてはほかに求められない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...とに角翻訳であることを忘れて巻を措かずに読ませるものがある...
戸坂潤 「読書法」
......
仁科芳雄 「株式會社科學研究所の使命」
...学術上のことはさて措(お)き...
新渡戸稲造 「自警録」
...何を措(お)いても鎧の渡しを越えてお絹に逢いに行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここでは傍系のフインランドや中世からのイスランドは措きまして...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...なかなか敬服措くあたわざるところがある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし此等は姑(しばら)く措いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「――天下はいつか宮方に帰(き)すべき機運となっていたのだろ、望外な武運に会い、時も措かず、北条一統、余類(よるい)の輩(ともがら)まで、ことごとく義貞が一手にて、討ちほろぼしおわった...
吉川英治 「私本太平記」
...また時を措(お)かず...
吉川英治 「私本太平記」
...「お疑いはまず措(お)かれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分をさし措(お)いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...――家康の立場は第二義に措(お)くがいい...
吉川英治 「新書太閤記」
...「九郎殿を措いては」とさえ思っていよう...
吉川英治 「源頼朝」
...下へも措(お)かない扱いである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それはさて措(お)き...
吉川英治 「宮本武蔵」
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