...第二は儒教が盛んになったことであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...スクルージはその侏儒のような身丈(せい)恰好(かっこう)に眼を留めながら訊いた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...実に今日の世界はスコットランド山中二寒儒の手により作為せられたるの世界なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...腐儒俗士の事は我れの知る所に非ずと其の氣を負ひて自ら大とするの概以て見る可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...養賢堂の儒臣が送ろうというのも辞退して...
中里介山 「大菩薩峠」
...要するに儒仏以外の宗教を全部道教の中に含めてしまうようになったわけである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...儒家(じゅか)で易経(えききょう)を尊敬し...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...儒書は皆理を論じたる者也...
西周 「尚白箚記」
...手許から離して小田原の青山新七という儒家へ預け...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...徳川政府にて昌平館の學風を朱子學と一定してより、各藩大抵皆これに傚ひ、太平二百七十年の間に、碩學大儒、異風を唱る者なきに非ざれども、天下一般學者の多數は朱子學に制せられて他は其意を逞ふするを得ず...
福沢諭吉 「帝室論」
...張従正(ちやうじゆうせい)が儒門事親(じゆもんじしん)の跋文...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...犬儒派(けんじゅは)的にいえば...
山本周五郎 「青べか物語」
...そしてまた、「董卓が洛陽を捨てたのは、李儒の献策で、余力をもちながら、自ら先んじて、都府を抛擲(ほうてき)したものだ...
吉川英治 「三国志」
...李儒は、董卓のふところ刀と日頃から憎しみも一倍強くうけていた男なので、その最期は誰よりも惨たるものだった...
吉川英治 「三国志」
...身から出たさび――仕方がないもの」「ものずきな――あんな侏儒(こびと)の片輪者を...
吉川英治 「親鸞」
...生首の髷(まげ)に挿されてある白金のマリヤの笄――それをみると、話の先に、侏儒はなぜか、ぼろりと涙をこぼしたのである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一儒者(じゅしゃ)の住居ぐらいな小門と籬(まがき)の中に...
吉川英治 「日本名婦伝」
...大きな笠を背負っている侏儒(こびと)のような小僧である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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