...我等の過去は僅々六千載に過ぎぬが...
石川啄木 「葬列」
...我等の過去は僅々六千載に過ぎぬが...
石川啄木 「葬列」
...しかし僅々三十年後にはなお...
石原莞爾 「最終戦争論」
...舟の中に横たえてからの、僅々十数分間に、何者とも知れず、魔法使の様な人殺しをやってのけたのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...僅々數年の間にそれを成就したのである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...また昔は僅々数十円の小資本でも...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...僅々三百五十頁のこの小冊子に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...自由貿易主義と蒸気機関とは雲竜相逐うの勢いをなし、一の必要は一の発明を生じ、一の発明はさらに一の必要を生じ、進歩より進歩に進み、発明より発明に移り、僅々たる五十年、これらの大作用は実に突兀(とっこつ)として一の新世界を宇宙に湧出(ようしゅつ)したり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...兵丁の数は僅々たる定数に過ぎざるに至れり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...燃ゆるがごとき憤嫉(ふんしつ)を胸に畳(たた)みつつわが寓(ぐう)に帰りしその夜(よ)より僅々(きんきん)五日を経て...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...僅々(きんきん)二...
野村胡堂 「楽聖物語」
...源之助の方は僅々数年ののち公園みくに座で上演した「仮名屋小梅」が最早余りにも老来の姿に...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...和歌にありては題目の数僅々(きんきん)一百に上(のぼ)らず...
正岡子規 「俳諧大要」
...僅々一二回負けたのみと言はれて居るが...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...僅々十円乃至七円でも受け合われるという...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...僅々(きんきん)四箇月間の実験を行われました後(のち)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...やがて樊城(はんじょう)へ逃げ帰ったのは僅々二千にも足らなかったという...
吉川英治 「三国志」
...しかし一度出入りした以上どこかに入口が無ければならないのみならず僅々(きんきん)数分時間の間に行われた行為とすると...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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