...先生は二月一日突然発病し僅々三十五時間で逝いた...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...◎不信任案は僅々九票の差なりしとは云へ兎も角も政府黨の勝利に歸して否決となり西園寺内閣の運命は茲に強固なる基礎に置かれし如くなるも曩に總辭職の噂傳へられて其一角既に崩落し二十三日の議會に於ては現内閣成立當時の原則たる山西兩系の政治的均勢明白に破壞され...
石川啄木 「雲間寸觀」
...しかし僅々三十年後にはなお...
石原莞爾 「最終戦争論」
...僅々數年の間にそれを成就したのである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...日本は開国以来僅々(きんきん)四十年にして清国を破り...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...また昔は僅々数十円の小資本でも...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...僅々六七十円の俸給に甘んじていなくてはならぬのであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...僅々三百五十頁のこの小冊子に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...さっきから僅々(きんきん)一二時間の間に如何なる現象が起ったのかを明瞭(めいりょう)に看取したのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...先生は二月一日突然発病し僅々三十五時間で逝いた...
土井晩翠 「小桜姫物語」
...スペインのモロッコ戦争およびその他の小事をもってせばこの僅々五十年間に戦死したる者けだし三百万人に下らざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...さりながら僅々二十餘名の代議士を有する眇たる一小黨は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...とにかく現今家畜として人間と親しく交っているものが世界の生物が一万種ある中で僅々四十七種にすぎない...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...其直轄の學校は誠に僅々にして生徒の數は數百に過ぎず...
福沢諭吉 「帝室論」
...無限の事物を僅々(きんきん)数年間の課業をもって教うべきに非ず...
福沢諭吉 「文明教育論」
...僅々一枚か二枚の六号どうしても書けない...
牧野信一 「〔同腹異腹〕」
...是は多数の中から僅々十数篇が選ばれて居るのですから...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...僅々一二回負けたのみと言はれて居るが...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??