...佯狂(ようきょう)の彼には...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...その所謂(いわゆる)佯狂苦肉(ようきょうくにく)の計を褒(ほ)められて...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...余佯睡シテ聞レ之ヲ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...余佯睡シテ聞レ之ヲ...
京山人百樹 「北越雪譜」
...劍士が佯撃によつてするやうに言を左右に托しつゝ巧みにその鋭鋒を避けるのであつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...座頭の資格を得るために佯(いつわ)って盲人になったのであった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...もしそれが実現を俟つ概念でなければ佯(いつわ)りである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...だから必ずしも看板に佯りばかりあったわけではない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼は論理の権威で自己を佯(いつわ)っている事にはまるで気が付かなかった...
夏目漱石 「道草」
...回教の大学生がトンブゥクツーの黄金の富の鵞鳥のペンでトルコ王に書き送ったという佯りの記述があるが...
久生十蘭 「新西遊記」
...同じ佯りを我々は觀察する...
堀辰雄 「色褪せた書簡箋に」
...それが何か自分を佯っていると云う意識からはっきりと来ていることに気づいた事だった...
堀辰雄 「菜穂子」
...それは何か明に対して或感情を佯っているかのような漠然とした感じに過ぎなかった...
堀辰雄 「菜穂子」
......
森川義信 「廃園」
...天台寺の住寺とは佯(いつは)り...
夢野久作 「白くれない」
...それも佯(いつは)り...
夢野久作 「白くれない」
...佯狂(にせきちがい)...
夢野久作 「戦場」
...お八代に七代とかいう姉妹の遊女を知行所の娘と佯(いつわ)って...
夢野久作 「名君忠之」
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