...悄然として音無し...
太宰治 「右大臣実朝」
...沢井道場音無しの勝負というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...この中にも竜之助の「音無しの構え」に会うて...
中里介山 「大菩薩峠」
...机竜之助は西に向って構えたのが例の「音無し」です...
中里介山 「大菩薩峠」
...机竜之助の音無しの構えの位に少しく奇異の感を起したと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...前の通りの音無しの構えでじっと動かず...
中里介山 「大菩薩峠」
...音無し、むむ、そう思えばいよいよ思い当る...
中里介山 「大菩薩峠」
...久しぶりで「音無しの構え」を見た...
中里介山 「大菩薩峠」
...音無しに違いはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの音無しの構えにとって意地悪く相手を見据えた時のような落着きがなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...音無しの構えに取った時に見る...
中里介山 「大菩薩峠」
...音無しの怪物からいえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...音無しく退いて居ないと...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...同じところにある「音無しの構」というものは...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...帰りこし都の家に音無しの滝はおちねど涙流るる (晶子)恋しさのおさえられない大将はまたも小野(おの)の山荘に宮をお訪(たず)ねしようとした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(ひっそりとして物音無し...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...日ごろの音無しい三島を知っているものらは転げるように笑い出すと...
横光利一 「旅愁」
...この前後から今まで音無しかった三島の顔は...
横光利一 「旅愁」
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