...ありきたりの不行跡である...
芥川多加志 「四人」
...あんな不行跡者は仕方がありません...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...みだらな不行跡な振る舞は安息日を涜(けが)すものだといふので...
薄田泣菫 「茶話」
...さらに不行跡な夫からは虐待(ぎゃくたい)されているにもかかわらず...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...不行跡というは若年より不学にして何事をも弁(わきま)えず育ち候よりのことに候...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...男子(おとこ)の方(かた)が不行跡で...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...右京ノオフクロガ不行跡デ...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女の不行跡(ふぎやうせき)はます/\擴がりひどくなつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...どんなに不行跡な夫と永く暮して来たにも関はらず...
牧野信一 「鏡地獄」
...自分の不行跡のことをほのめかしたり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...不行跡な娘であったと幻滅を覚え...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...優善は不行跡(ふぎょうせき)のために...
森鴎外 「渋江抽斎」
...不行跡だと云うことは出来ない...
森鴎外 「心中」
...不行跡についても...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...小普請組の内で不行跡のため失踪(しっそう)した者たちが数名...
山本周五郎 「風流太平記」
...「なんと申しておる」――綱宗さまの不行跡は茂庭どのがすすめたものである...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼等はあらゆる種類のちよつとした不行跡をやるようになつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...闘鶏一「不行跡にも...
吉川英治 「松のや露八」
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