...さらに不行跡な夫からは虐待(ぎゃくたい)されているにもかかわらず...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...目のあたりに行なわれるすべての不行跡を見...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...右京ノオフクロガ不行跡デ...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人の天皇の不行跡にはおよばない...
蜷川新 「天皇」
...「武士の娘にあるまじき不行跡...
野村胡堂 「百唇の譜」
...式部大輔儀常々不行跡に付...
久生十蘭 「鈴木主水」
...このごろの永田の不行跡は...
火野葦平 「花と龍」
...自分の不行跡のことをほのめかしたり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...不行跡な娘であったと幻滅を覚え...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだ人間の乱暴と不行跡とを真似たことはない...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
...三月六日に優善は「身持(みもち)不行跡不埒(ふらち)」の廉(かど)を以て隠居を命ぜられ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...不行跡についても...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...彼等はあらゆる種類のちよつとした不行跡をやるようになつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...彼女は恐ろしい男喰いとしか思えない――彼女は自分の不行跡を蔽い隠すために享楽団を作っているのだ――享楽団員は彼女のお下りを頂戴して...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そうして奥さんの不行跡(ふしだら)を自分一人が知っている事のように洗い泄(ざら)い並べ立てて脅迫しながら...
夢野久作 「二重心臓」
...等々力久蔵の妻君の不行跡を曝露し...
夢野久作 「二重心臓」
...闘鶏一「不行跡にも...
吉川英治 「松のや露八」
...息子の不行跡は、当然、父たる者の家事不取締りということになる...
吉川英治 「松のや露八」
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