...この尾根は左へほこを立てたような...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...叩(たた)けばほこりがでる人物だ...
海野十三 「少年探偵長」
...ほこりまみれになって...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...道家はどこか祠(ほこら)でもあれば一と眠りして帰ろうと思いだした...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...・みちは露草のつゝましい朝明けさかのぼる水底の秋となつてゐる小亀がういて秋暑い水をわたる旅の法衣のはらへどもおちないほこりつくり酒屋の柳いよ/\青し・けふのおひるは草にすわつてトマトふたつ昼寝のびやかだつたよ山とんぼ・山をまへに流れくる水へおしつこする・昼顔も私も濡れて涼しうなつた行程五里...
種田山頭火 「行乞記」
...梅の蕾がほころぶだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...綻(ほころ)びた袖口からは綿が喰(は)み出し...
徳田秋声 「足迹」
...前夜の雨に表通(おもてどおり)も砂ほこりをさまりて...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...あんな野郎に出つくはしたことはありませんよ」自慢の髷節(まげぶし)は横町の方に向いて埃(ほこり)をかぶり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ほこりの中から、チラチラ馬の足が光った...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...人形箱の埃(ほこり)を払っただよ」彼女は嫁にゆくが...
山本周五郎 「青べか物語」
...綻(ほころ)びも縫いつくろって置いた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...これも小道具の塵埃塗(ほこりまみ)れの長椅子と...
夢野久作 「二重心臓」
...矛(ほこ)を投げ...
吉川英治 「三国志」
...矛(ほこ)を収めて...
吉川英治 「三国志」
...このとおり旅のほこりのままでございますゆえ」「ここ一ト月も田舎だそうだの...
吉川英治 「私本太平記」
...「おさらば――」埃(ほこり)で...
吉川英治 「親鸞」
...往来の乾いた土ほこりが...
吉川英治 「源頼朝」
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