...はるかに人通りも少なければ「しもた家(や)」も殆(ほとん)ど門並(かどな)みだつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...はるかに下の方に...
海野十三 「火星兵団」
...単調な坂路がはるかに展がっている...
原民喜 「冬日記」
...道は思ったよりはるかに近いということがわかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...がその点批評文としては小林氏にはるかに及ばない...
北條民雄 「覚え書」
...其外は自分達よりはるかに幼い鼻垂れの子供ばかりだつた...
牧野信一 「蚊」
...はるかに寒々と二日月がかゝつてゐる...
正岡容 「巣鴨菊」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...はるかにましです...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「いまや夕べははるかにきたり...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...山の頂をはるかに通じる一筋の道を眺めたものにとって...
宮本百合子 「現代の主題」
...そして学問に関しなかばモーロクしかけた師よりもはるかに熱心な弟子にむかって質問の内容をききなおすのである...
森於菟 「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク」
...スコーネの美しい眺(なが)めをはるかに楽(たの)しめるばかりでなく...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...いまの登にはちぐさよりもまさをのほうがはるかに好ましく...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...はるかに誇張されて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...虚空はるかに飛び上って...
夢野久作 「黒い頭」
...船上山にひるがえる無数な旗幟(はたのぼり)をはるかに見て...
吉川英治 「私本太平記」
...夜色(やしょく)をこめた草原のはてを鞍上(あんじょう)から見ると――はるかに白々(しらじら)とみえる都田川(みやこだがわ)のほとり...
吉川英治 「神州天馬侠」
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