...ローマイヤアを出てから初夏の夜の銀座通を新橋の方へそぞろ歩きしたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わしとしては珍らしい独りきりのそぞろ歩きであった...
富田常雄 「面」
...君と二人きりで海岸をそぞろ歩きした時のことを...
豊島与志雄 「情意の干満」
...そぞろ歩きのように...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...藪蚊(やぶか)の苦しみなき町中(まちなか)の住居(すまい)こそ夏はかへつて物干台(ものほしだい)の夜凉(よすずみ)縁日(えんにち)のそぞろ歩きなぞ興(きょう)多けれ...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...またそぞろ歩きをはじめたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そぞろ歩きを始めたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなところをともをも連れないでそぞろ歩きするところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく悠々閑々たるそぞろ歩きを続けているように見えるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...長浜別院の境内にそぞろ歩きをはじめた時分――これも有名な「玄関の松」の木の下方で...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲板の上をそぞろ歩きをして夜気に打たれつつ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この下を二人が悠々閑々(ゆうゆうかんかん)とそぞろ歩きながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...小径をそぞろ歩きすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが皆(みん)なそぞろ歩きでもするように...
夏目漱石 「行人」
...そぞろ歩きのお鳥に拾わせた上...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...そぞろ歩きしようという...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...この打出ヶ浜へそぞろ歩きに出て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぞろ歩きと思うたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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