...忽(たちま)ちするすると庭前(ていぜん)に聳(そび)えている...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...十三の糸で結んだかと黒繻子(くろじゅす)の丸帯に金泥でするすると引いた琴の絃(いと)...
泉鏡花 「婦系図」
...また新たに信号旗がするするとあがった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...触角をするすると頭の中にしまいこみ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...するすると伸びていって大空をおおったのを見たのだ...
海野十三 「怪星ガン」
...するするとすべって...
海野十三 「怪塔王」
...上からするすると...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...怪獣はその長い綱につかまって、するすると、すべりおりたのです...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...たちまちするするとからだをのばして...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...するすると屋根へ上って行きました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...するすると二艘の舟は岸を離れる...
太宰治 「お伽草紙」
...あれあれと思う間に星のほうはするすると視野を通り抜けてしまってどうする暇もない...
寺田寅彦 「空想日録」
...仕事の難点が一杯の茶をのんでしまうとするすると解決するということも珍しくなかった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...するすると神尾の間近く進んで来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...するすると蜿蜒(うね)るものを...
夏目漱石 「虞美人草」
...蓉子のねている裾の方の襖がするすると開いて...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...そしてするすると帯を解きほごした...
本庄陸男 「石狩川」
...蕎麦は下地をちょっぴりとつけてするすると吸い込むものだというけれど...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
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