...するすると自分の上へ垂れて参るのではございませんか...
芥川龍之介 「蜘蛛の糸」
...褄はするすると捌(さば)くが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...すッ飛んじゃするすると浮いて行(ゆ)く...
泉鏡花 「海異記」
...ひとりでにするすると卓子の上を走り出すことだった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...するすると上にあがってしまいました...
海野十三 「怪塔王」
...うまく穴の中にするするとはいりました...
海野十三 「怪塔王」
...するすると室内に入ってきたのに...
海野十三 「太平洋魔城」
...するするとテントの外にひっぱりだしました...
海野十三 「電気鳩」
...その中から鉄ばしごのようなものがするすると伸びて...
江戸川乱歩 「影男」
...するすると二艘の舟は岸を離れる...
太宰治 「お伽草紙」
...お酒もあげましょうよ」年増はもう起(た)って縁側を左の方へするすると往ってしまった...
田中貢太郎 「馬の顔」
...するすると滑りおりました...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...井戸枠からするすると下りて...
豊島与志雄 「古井戸」
...人が猫を放しますと猫はするすると煙草屋彦兵衛という者の所にまいり...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...するするとすべり出した...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...するすると抜け落ちるか...
室生犀星 「幻影の都市」
...午後三時を合図に気球はするすると秋の麗(うら)らかな空へ舞い上り...
山本笑月 「明治世相百話」
...波路はするすると千鳥棚の下へ寄ってゆき...
吉川英治 「私本太平記」
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