...するすると男の顔を通り越して...
有島武郎 「或る女」
...するすると帯を解く音がしたので...
泉鏡花 「婦系図」
...表の縁へするすると出て...
泉鏡花 「海異記」
...するすると信号旗があがった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...また新たに信号旗がするするとあがった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...中国人は檣からするすると下りてきて士官の前にぺこぺこ頭をさげた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...僕の服はするすると入ってしまって...
海野十三 「海底都市」
...そして船橋につづく狭い昇降階段をするするとのぼった...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...お酒もあげましょうよ」年増はもう起(た)って縁側を左の方へするすると往ってしまった...
田中貢太郎 「馬の顔」
...するすると一度にほごれ広がるものと見える...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...薩摩の旗印を立てた船が、幾艘も、もやっているのを、主客二人が、暫く、眺めているうちに、帆柱へ、旗が、するすると、閃きながら登りかけた...
直木三十五 「南国太平記」
...するすると入って来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらへいらっしゃい」お雪ちゃんはするすると歩いて来て竜之助の手をとって...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女はコートの片袖(かたそで)をするすると脱ぎながら「そうお客扱いにしちゃ厭(いや)よ」と云った...
夏目漱石 「行人」
...蓉子のねている裾の方の襖がするすると開いて...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...するすると遠くへ行つてしまつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...飛鳥の如く頭の上から岩根づたいにするすると跳び下りて来た一人の男――それは手練の投げ槍を飛ばした小六であった...
吉川英治 「剣難女難」
...池野内蔵八は、自ら云うところの、地摺の青眼を構えて、するすると、粘(ねば)りつくように一刀斎へ迫って来たが、どうしたのか、ぎゃっというと、三足四足、前へよろめいたままどすと重い地ひびきを最後に息絶えてしまった...
吉川英治 「剣の四君子」
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