例文・使い方一覧でみる「荒くれ」の意味
スポンサーリンク...寒暑と波濤（はとう）と力わざと荒くれ男らとの交わりは君の筋骨と度胸とを鉄のように鍛え上げた... 
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...荒くれた彼れの神経もそれを感じない訳には行かなかった...
有島武郎 「カインの末裔」
...……一人の大きな荒くれた男と悪戦苦闘を続けているような夢をよく見た...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...その姿態は決して荒くれて岩乘な大女ではない...
太宰治 「お伽草紙」
...さすがの荒くれた漁師たちも興覚める思いで眼をそむけた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...荒くれた熊のような仙吉をふん縛って苦しめて居る光景を...
谷崎潤一郎 「少年」
...それをば無理無体に荒くれた馬子供（まごども）が叱（しった）の声激しく落ちた棒片（ぼうぎれ）で容捨もなく打ち叩（たた）く...
永井荷風 「監獄署の裏」
...利助の荒くれた手に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...利助の荒くれた手に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三人の荒くれ男が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その仲間らしい荒くれ男が五六人...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...家庭には荒くれた男の人たちも多くいるし...
長谷川時雨 「柳原※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子（白蓮）」
...荒くれた音になった...
久生十蘭 「蝶の絵」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...不図私が見ると鬼のやうに逞しい荒くれた毛脛の二本の脚部をすつかり露出して...
牧野信一 「心象風景」
...松の陰より現はれ出でし半面鬼相の荒くれ武士...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...長い髭をした荒くれ男達を船へ連れて來た...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...名もしれぬ荒くれどもの手にはずかしめられるほどなら...
吉川英治 「神州天馬侠」
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