...二人(ふたり)の妹を前に置いてきちんと居ずまいを正した葉子のどこにも見いだされなかった...
有島武郎 「或る女」
...突然古藤は居ずまいをなおして...
有島武郎 「或る女」
...急いですわり直した居ずまいをすぐ意味もなくくずして...
有島武郎 「或る女」
...そして居ずまいを直した後で...
海野十三 「深夜の市長」
...奥畑は急にちょっと居ずまいを改めて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...浜田や熊谷が行儀の悪い居ずまいで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...みんな居ずまいを直して...
中里介山 「大菩薩峠」
...なまめかしからぬほどは艶(えん)なる居ずまいとなる...
夏目漱石 「一夜」
...腹がたつだけだわ」芳夫は居ずまいをなおすと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...彼は膝(ひざ)をゆすぶって居ずまいをただし...
本庄陸男 「石狩川」
...」と居ずまいを正しほくほくした...
横光利一 「旅愁」
...間もなく千鶴子も彼の喜びを察したものと見えて居ずまいを正した...
横光利一 「旅愁」
...きびしい居ずまいを示したのも...
吉川英治 「私本太平記」
...もう一ぺんいって欲しいなあ」居ずまいをかえかけたが...
吉川英治 「私本太平記」
...各の居ずまいと壁を繞(めぐ)って夕闇がふかくたちこめ...
吉川英治 「新書太閤記」
...変か不変か……問題なんです」七「いかがです、善信御房」「されば」善信は、居ずまいを直し、「私の考えを述べます」はっきり答え出したので、同席の人々は、みな善信の眉へ視線を向けた...
吉川英治 「親鸞」
...少し居ずまいをなおしながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...居ずまいよく坐っていた...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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