...総じて自害は切支丹宗門の禁ずるところに御座候間...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...何がなき心強さと嬉しさを禁ずることが出来なかつた...
石川啄木 「鳥影」
...独り事業ちょう念は頻(しきり)に胸中に勃興してほとんど禁ずる能(あた)わざるに至れり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...短いスカアトを禁ずる運動...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...雄気勃々(ぼつぼつ)として禁ずる能わざるものにおいてをや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これを掲ぐるを禁ずる能(あた)わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...」「僕が君に決闘を禁ずるんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分ながら加速度に興が加わるのを禁ずることができないようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...またも我ながらの苦笑を禁ずることができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...一国その国教の情状により他教を禁ずるをもってその国の本分となすは...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...甘(かん)をなめて自から禁ずるを知らず...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...堅く禁ずる所なれども...
福沢諭吉 「新女大学」
...自(みず)から禁ずることが出来ない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...誠に一片の衷情(ちゅうじょう)禁ぜんとして禁ずる能(あた)わざるものあればなり...
福田英子 「妾の半生涯」
...男子にも弁護士業を禁ずることにせねばなるまい...
穂積陳重 「法窓夜話」
...迎えてしかるべき俳優たちが我々の都市に入ることを禁じ・人民に向ってこういう公の娯楽を禁ずる・やからを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なかに馬を持っている者が徒歩で旅行することを禁ずる掟がある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今後こういうことは固く禁ずる...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
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