「陋巷」の読み方・画数・意味
読み
画数
意味
貧しくて汚れた路地や町
語源や由来
「陋巷」の語源は中国古典に遡る。「陋」は粗末な、「巷」は路地を意味し、孔子の弟子・顔回が貧しい生活を送った場所を指す。『論語』に「一簞食、一瓢飲、在陋巷、人不堪其憂、回也不改其楽」と記され、貧しくても学問に励む姿勢を表す言葉として使われるようになった。
「陋巷」の例文と使い方
文学・小説
彼は陋巷に生まれながらも、学問に励み立身出世を果たした。
貧しい環境を強調する描写に適しているが、差別的ニュアンスに注意
歴史解説
江戸時代の陋巷には長屋が密集し、火災の危険が常にあった。
過去の社会状況を説明する際に有用だが、現代のスラムと混同しないよう注意
社会問題
都市再開発により陋巷と呼ばれた地域が次々と消えている。
都市格差を論じる際に使用可能だが、住民への配慮が必要
比喩表現
社内の陋巷とも言える倉庫作業場で、重要な発明が生まれた。
比喩として使う場合は物理的環境だけでなく精神的貧困も表現可能
「スラム」より文学的、「貧民窟」より婉曲的。建築用語の『路地』とは異なる
文脈別の「陋巷」の類義語・反対語
都市計画・建築
「陋巷」は文学的または社会的文脈で使用されることが多く、ネガティブな印象を与える場合があるため、文脈に応じて適切な表現を選びましょう。
各漢字の詳細
- 「陋」
- 「巷」
中国語発音
「陋巷」を中国語で発音: