「遁世」の読み方・画数・意味
読み
画数
意味
世俗を捨てて隠遁すること
語源や由来
「遁世」の語源は仏教用語に由来し、「世を遁(のが)れる」を意味する。元来は世俗を離れて出家することを指したが、中世以降は隠居や隠棲の意味でも用いられるようになった。『平家物語』や『徒然草』にも用例が見られ、厭世的・宗教的なニュアンスを含む。
「遁世」の例文と使い方
文学・思想
彼は世俗の煩わしさから逃れるため、山奥で遁世生活を送ることにした。
宗教的・哲学的な文脈で使われることが多い。単なる「引退」とは異なり、世俗を否定するニュアンスを含むため、軽い話題では避ける。
歴史解説
戦国時代、多くの僧侶が政争を避けて遁世した記録が残っている。
歴史的事実としての隠遁行為を説明する際に適切。現代の出来事に使うと違和感がある場合がある。
比喩的表現
SNSの誹謗中傷に疲れ、彼女は一時的に遁世するようにアカウントを削除した。
現代的な比喩として使う場合は、文字通りの隠遁ではなく「一時的に社会から距離を置く」程度の意味で用いる。
「隠居」は単に引退を指すが、「遁世」には精神的・宗教的な脱俗の意味が強い。類語「世捨て人」はより俗語的で、否定的なニュアンスを含む場合がある。
文脈別の「遁世」の類義語・反対語
日常会話・個人の決断
芸術・文化
「遁世」は消極的なニュアンスを含む場合があるため、状況に応じて適切な表現を選びましょう。
各漢字の詳細
中国語発音
「遁世」を中国語で発音: