「嗅上皮」の読み方・画数・意味
読み
画数
意味
鼻腔の天井にあたる嗅裂の粘膜表面をおおう、においを感じ取る特殊な上皮。嗅細胞・支持細胞・基底細胞からなり、ヒトでは片側約2〜5平方センチメートルと切手ほどの広さしかない。
語源や由来
解剖学用語の「嗅部(regio olfactoria)」の上皮層を指す語で、ラテン語 epithelium olfactorium の訳。「嗅」はにおいをかぐ意、「上皮」は体表や管腔の内面をおおう細胞層。嗅細胞は神経細胞でありながら生涯にわたり基底細胞から再生される点で、他の上皮と大きく異なる。
「嗅上皮」の例文と使い方
医学
感冒後嗅覚障害では、ウイルス感染によって嗅上皮の嗅細胞が直接傷害を受ける。
「嗅粘膜」とほぼ同義に使われるが、粘膜は上皮+粘膜固有層を指すのでより広い。厳密な記述では使い分ける。
研究
嗅上皮の基底細胞は分裂能を保ち、脱落した嗅細胞を補充し続ける。
中枢神経系で例外的に再生する部位として引用されることが多い。
嗅上皮は嗅覚障害の病態を語るうえで中心になる組織で、感冒後嗅覚障害ではここがウイルスに直接傷害される。
各漢字の詳細
中国語発音
「嗅上皮」を中国語で発音: