...清子さん!』と又静子は鼻白んで言つた...
石川啄木 「鳥影」
...風巻は鼻白んで黙っていたが...
高見順 「いやな感じ」
...「鼻白む」という古い言葉の活々とした実例を南次は見たような気がしました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「え」お條は心持鼻白みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛んだところをお目にかけて」内儀のお紋は鼻白んで急に小さくなりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しばかり鼻白んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘のやうに鼻白む風情です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...レイブル博士が鼻白んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...俺は大嫌いだが」エイビスが鼻白んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...鼻白(はなじろ)んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...グッと鼻白んだようだったが...
正岡容 「小説 圓朝」
...三人少し鼻白む...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「お前もインテリじゃなかとな」三好は又野に睨まれてチョット鼻白んだ...
夢野久作 「オンチ」
...ほかに女の人が居るのです」女は一寸唇を噛んで鼻白んだ...
夢野久作 「暗黒公使」
...多少前の「鼻白(じろ)む」というのと似通ったような表現であります...
夢野久作 「鼻の表現」
...義助の不作法をちと鼻白(はなじろ)ませたふうだった...
吉川英治 「私本太平記」
...公卿たちには鼻白めくものがあり...
吉川英治 「私本太平記」
...鼻白い顔の前で手を振った...
吉川英治 「新書太閤記」
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