...作家所生の言葉「振(ふる)つてゐる」「高等遊民」「露悪家」「月並み」等の言葉の文壇に行はれるやうになつたのは夏目先生から始つてゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...作家所生の言葉「振っている」「高等遊民」「露悪家」「月並み」等の言葉の文壇に行われるようになったのは夏目先生から始まっている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...ニシアスというのは警句ばかり吐(は)いているアレクサンドリアの高等遊民である...
芥川龍之介 「仏蘭西文学と僕」
...智識ある高等遊民のあるのは其の国の文明として喜んで好い...
内田魯庵 「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」
...高等遊民が出来ることを恐れて教育の手加減をするなどは愚の極(きょく)だ...
内田魯庵 「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」
...我々は高等遊民其の物を決して国家の為めに恐れるものではない...
内田魯庵 「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」
...高等遊民を恐れて...
内田魯庵 「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」
...高等遊民も部類分けにすると色々あるが...
薄田泣菫 「茶話」
...当局が気にしている「高等遊民」の数ばかりが殖えることは必然だが...
戸坂潤 「社会時評」
...やはり君も高等遊民の類ですね...
豊島与志雄 「微笑」
...つまり僕のような高等遊民(こうとうゆうみん)でないからです...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...なるほど高等遊民の本色(ほんしょく)があるらしくも思った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...自分で高等遊民だと名乗るものに会ったのはこれが始めてではあるが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「失礼ながら御家族は大勢でいらっしゃいますか」敬太郎は自(みず)から高等遊民と称する人に対して...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...何だかそんな心持がしたからちょっと伺がったのです」「高等遊民は田口などよりも家庭的なものですよ」敬太郎はもう何も云う事がなくなってしまった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...いくら高等遊民だって...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...同時に高等遊民と自称する松本という男からその人生観の一部を聞かされた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...現に高等遊民として取扱っているのだ...
森鴎外 「かのように」
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