...吾人の經驗の色調の如何に性質を異にするかを思へ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...先人及び今人の經驗に逢着して「此處だな」と膝を打つ場合がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...經驗を半熟の姿に玩弄するオツチヨコチヨイが多いことをも知つてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...暫く下化衆生の逸る心を抑へて強ひて上求菩提の途に歸り行く者の修業苦を經驗したことがないのか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
......
小笠原長生 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...また明かに十分な經驗を積んで居られる方には...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...凡ての空虚な知識が體驗の絲に貫かれて始めて活きて連結して來る...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...多感な青少年の時代には大抵經驗することだが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...佛教は其の後になつて日本の迷信を利用して修驗道やら眞言宗やらが興つたけれども...
内藤湖南 「聖徳太子」
...米國の大學では學年試驗の答案を草する最中にも生徒は隨時に筆を休めて教室外に散歩する事を許されてある...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...即ち實驗は理論を築く源泉であるから 當然ではあるが 理論家は兎角實驗を忽にして失敗する...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...其處の試驗で二週間も早く雪が消えたのであるから...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...三七創造において人間的主體は神の愛を體驗する...
波多野精一 「時と永遠」
...さう云ふ場合には感情は吾々の主體以外のあるものとして經驗せられるではないか...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...同樣の意味における病氣の體驗である...
三木清 「人生論ノート」
...私は基礎經驗の名を借りて或る神祕的なるもの...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...基礎經驗とイデオロギーとを媒介する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...かういふ體驗がある...
吉川英治 「折々の記」
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