...此惡と此矛盾とを經驗するは影の人三五郎の役目である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し諸君が學校を卒業して授業時間や課題や練習や試驗の束縛を脱るゝとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し經驗の全體を與へるものは――全體を對象とした感情の經驗を與へるものは藝術の外にはない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...しかし私は試驗についてはまだ失望しなかつたのです...
石川三四郎 「浪」
...さうして其の發見によつて却て益自分自身の生活に不合理と矛盾とを深くして行く心――さういふ心を持たぬ人に對する羨みの感は私のよく經驗する所のものであつた...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...」「そりやア月謝が餘り高過ぎる經驗だから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その中から選拔して高等學校に無試驗で入學させる制度が行はれてゐた...
恒藤恭 「學生時代の菊池寛」
...故ニ知ノ元質ハ過去ノ經驗ニ則リ...
西周 「人智論」
...故の首相ソールズベリー侯は自宅に化學實驗室を設けて置いて...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...あの幼年學校時代とそつくりな經驗だつたと言つてもいいかも知れません...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...『私(わたし)は種々(いろ/\)經驗(ため)したが...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...かやうにして經驗論は生具觀念といふものを認めない...
三木清 「認識論」
...知るものと知られるものとは共に經驗の部分である...
三木清 「認識論」
...この「他のもの」はしかしそれ自身現實の基礎經驗に於て具體的な地盤をもつてゐるのでなければならぬ...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...今この基礎經驗の分析に這入るのをやめて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...アントロポロギーの媒介を通じて基礎經驗がその特殊な構造に於て解明されることによつて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...試驗をなすとおもひつゝも...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...他にもかくして航路標的所の試驗を受けた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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