...「馬鹿ものだからです...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...見す/\分り切つた失敗をやつた馬鹿もの共だといふ輕侮の念も加はつて來て...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...つい足を滑らした馬鹿ものでした...
夏目漱石 「こころ」
...てんから馬鹿ものとして耳にしてゐたからなのかも知れない...
長谷川時雨 「春宵戲語」
...「この大馬鹿ものッ!……言わして置けば野放図(のほうず)もない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...馬鹿もの、何をじろじろ見ている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...確かにわしは老いぼれの骨折り損の大馬鹿ものになってしまうがね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...大馬鹿ものだ」「どうしてな?」「どうしてといって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...又穴(けつ)を覗う馬鹿もの共が来るから...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...時代後れの馬鹿ものか...
森鴎外 「沈黙の塔」
...馬鹿ものにはいつまでも分からない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...5085百千の馬鹿げた事を包んでいるこの世界は一人(ひとり)の大きな馬鹿ものに相違ありませぬ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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