...馬車馬のように働いたら疲れちゃうよ...
...彼女は学生時代、馬車馬のように勉強していたと聞いた...
...会社の社長はいつも馬車馬みたいに働いているそうだ...
...僕たちも馬車馬のように頑張ろう!...
...最近は働きすぎて馬車馬状態だ...
...森先生は馬車馬のやうに正面だけ見てゐた作家ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...馬車馬のように向う見ずに働いて働いて働き抜くのである...
犬田卯 「沼畔小話集」
...それの刺戟で国民はあと一時間半を疲れもなく馬車馬のように働くでしょう...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...二頭とも馬車馬としては何(なに)の訓練もない素人の...
薄田泣菫 「茶話」
...馬車馬の喧嘩は樺太(かばふと)でも珍らしい事なので...
薄田泣菫 「茶話」
...またぞろ私の気持を馬車馬みたいに駆り立ててしまったのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...馬車馬みたいに遠くをばかり眺めて...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...馬車馬の目隠しのように雨の頬を包んで...
豊島与志雄 「月明」
...こんな所に馬車馬と同居していちゃ命が持たない...
夏目漱石 「二百十日」
...失敗せる愛は怨恨を乗せて走る馬車馬(ばしゃうま)である...
夏目漱石 「野分」
...山のきつねとやぶの雀山で 夜なく狐の子狐 なんとなくこんこんこんやぶで 昼なく雀の子雀 なんとなくちュんちュんちュんお馬が 通ると言(ゆ)つてなくお嫁さんの馬車馬車でゆくのは花嫁さんか鈴が鳴りますしやんしやんとふれて鳴るのかゆられて鳴るかふれて鳴りますしやんしやんと鈴をふるのは花嫁さんか馬がふりますしやんしやんと註 満洲では...
野口雨情 「未刊童謡」
...總三郎と二人で馬車馬みたいに働いとるでなア……」作太郎はかうした因縁になつた事を正直に委しく話してくれた...
林芙美子 「雨」
...字義どおりの「馬車馬」的賃銀奴隷(どれい)にしたいという...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ねずみ色の馬車馬が六とう...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「灰だらけ姫」
...』『わしはこの馬の三倍の値打のある荷馬車馬を持っているよ!』と百姓男は言いました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...心ひとすじ馬車馬のように...
正岡容 「小説 圓朝」
...乗馬と馬車馬とを五頭...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...峠を登りつめた馬車馬が...
三好達治 「測量船拾遺」
便利!手書き漢字入力検索