...馬車馬のように働いたら疲れちゃうよ...
...彼女は学生時代、馬車馬のように勉強していたと聞いた...
...会社の社長はいつも馬車馬みたいに働いているそうだ...
...僕たちも馬車馬のように頑張ろう!...
...最近は働きすぎて馬車馬状態だ...
...森先生は馬車馬のやうに正面だけ見てゐた作家ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...のりと汗にまみれて馬車馬のように働き続けた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...坂下に止っていた汲取屋の馬車馬が...
梅崎春生 「庭の眺め」
...二頭とも馬車馬としては何(なに)の訓練もない素人の...
薄田泣菫 「茶話」
...馬車馬にも番犬にもある...
太宰治 「もの思う葦」
...一瞥した瞬間場所柄荷馬車馬でもゐるのかと思つたのだが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...馬車馬みたいに遠くをばかり眺めて...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...余儀なく駆けさせられる馬車馬で...
豊島与志雄 「生活について」
...かかる類型は、何れの時代にもあらわれるのであって、知識が単に抽象的に為政者の便宜のために使役され、駆使され、真の意味から遊離し、また政治そのものの批判的精神からも遊離し、馬車馬が、馬車の方向から自ら遊離しているように遊離する場合が起るのである...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...それでも私は馬車馬のように正面ばかり見て...
夏目漱石 「こころ」
...余が車の前輪が馬車馬の前足と並んだ時...
夏目漱石 「自転車日記」
...おれはかんがへるそのときまるであいつらの眼がおれの手くびにくつついてゐたことをおれの胴體にのぞきめがねを仕掛けた奴らだおれをひつぱたくおれの力は馬車馬のやうにひつぱたく...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...馬車馬みたいに走らされて...
林芙美子 「雪の町」
...字義どおりの「馬車馬」的賃銀奴隷(どれい)にしたいという...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...全く馬車馬か奴隷かで甘んずるなら...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...」「ドリアンをこの頃は馬車馬にしてしまつてね...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...心ひとすじ馬車馬のように...
正岡容 「小説 圓朝」
...乗馬と馬車馬とを五頭...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
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