...首尾よく文学士になって...
辰野隆 「感傷主義」
...老婆はそれを見ると世高が首尾よく劉家へ入れたと思ったので...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...わたしはそのとき首尾よく勝ちを制したが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...草履穿(ぞうりば)きでこの漁師の家の裏口から首尾よく忍び出てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...また我々が首尾よく抜け出しさえすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして遂に重太郎首尾よく敵の首を取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...臥竜梅のうつろの使命の第一日を首尾よく果しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...前足だけは首尾よく棚の縁(ふち)にかかったが後足(あとあし)は宙にもがいている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...首尾よく男は寄り付かなくなつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...首尾よく送り還されたそうでございます」平次の話は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...首尾よく死ねば本望を遂げるでしょうが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ずっと容易(らく)に物事が首尾よく成就して行った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どうか忰(せがれ)が中学を卒業する迄首尾よく役所を勤めて居たい...
二葉亭四迷 「平凡」
...「きつと首尾よく行き過せるだらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...メリヘイブン邸宅から首尾よく抜け出しました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...とにかくそれでも三十疋が首尾よくめいめいの石をカイロ団長の家まで運んだときはもうおひるになっていました...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...こゝで首尾よくよけられるだらうか...
宮沢賢治 「山地の稜」
...……王必は首尾よくお討ち取りになりましたか」「えっ?」王必は仰天した...
吉川英治 「三国志」
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