...僕の代りに恐惶頓首再拜してヤットの事でお詫びが濟んだ△ヤレヤレこれ丈であつたかと...
石川三四郎 「浪」
...はるかに一老体の地に座して頓首(とんしゅ)再拝するを見て大いに怪しみ...
井上円了 「おばけの正体」
...頓首頓首(のみまを)す...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...一同拍手頓首し、一々御酒を頂戴して退く...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...頓首と書いても実際頭を下げる者は一人もないにかかわらず...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...草々頓首...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...匆々頓首...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...頓首(とんしゅ)...
太宰治 「虚構の春」
...頓首...
太宰治 「虚構の春」
...謹奏田中正造 ※草莽ノ微臣田中正造誠恐誠惶頓首頓首謹テ奏ス...
田中正造 「直訴状」
...頓首せにゃあならぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...いつぞやわたしが天明(てんめい)時代の江戸の書家東江源鱗(とうこうげんりん)の書帖(しょじょう)の事について問合した事があった時ヨウさんはその返事に林檎庵頓首(りんごあんとんしゅ)と書いて来た...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...その證據として近々一家を鏖(みなごろし)に仕る可く隨分要心堅固に被遊可(あそばさるべ)く候 頓首蝙蝠冠兵衞 亡靈錢形平次殿斯んな人を嘗(な)めたことが書いてあるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頓首百拝...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...草々頓首...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もし以前に、蘇飛(そひ)がてまえを助けてくれなかったら、今日、てまえの功はおろか一命もなかったところです」と、頓首して、訴えた...
吉川英治 「三国志」
...泣血(キュウケツ)頓首(トンシュ)シテ...
吉川英治 「三国志」
...頓首ルピック氏の返事親愛なるにんじん殿ちょうど其許(そこもと)の歯が生えようとしつつある時...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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