...頓首...
石井研堂 「元日の釣」
...それから、昭和十五年の七月十一日の葉書には、「拝啓唯今御著『閑話休題』拝受大いに忝(かたじけな)く、今度の読書の材料豊富感謝奉り候、小説に御精根傾けあらるる事尊敬慶賀無上に御座候、小生晩春よりかけて元気無之(これなく)候、今度元気回復いたしたし、万々頓首、」と述べてある...
宇野浩二 「茂吉の一面」
...頓首」という文句があるが...
宇野浩二 「茂吉の一面」
...頓首」さらに七月十九日には...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...餘拜眉にゆづり申候早々頓首一月十六日やいち高橋賢兄この芳賀博士の手紙や...
高橋龍雄 「芳賀先生と日本主義」
...以上頓首...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...謹奏田中正造 ※草莽ノ微臣田中正造誠恐誠惶頓首頓首謹テ奏ス...
田中正造 「直訴状」
...頓首...
谷譲次 「踊る地平線」
...不破の関守氏はまたも頓首膝行の形で...
中里介山 「大菩薩峠」
...その証拠として近々一家を鏖(みなごろし)に仕る可く随分要心堅固に被遊可(あそばさるべ)く候 頓首蝙蝠冠兵衛 亡霊銭形平次殿こんな人を嘗(な)めたことが書いてあるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その證據として近々一家を鏖(みなごろし)に仕る可く隨分要心堅固に被遊可(あそばさるべ)く候 頓首蝙蝠冠兵衞 亡靈錢形平次殿斯んな人を嘗(な)めたことが書いてあるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頓首(とんしゅ)...
正岡子規 「病牀六尺」
...もし以前に、蘇飛(そひ)がてまえを助けてくれなかったら、今日、てまえの功はおろか一命もなかったところです」と、頓首して、訴えた...
吉川英治 「三国志」
...恐惶頓首(きょうこうとんしゅ)して答えた...
吉川英治 「三国志」
...額(ひたい)を地に打ちつけんばかり頓首(とんしゅ)して...
吉川英治 「三国志」
...頓首(とんしゅ)ルピック氏よりの返事親愛なるにんじん殿其許(そこもと)は目前に初の聖体拝受(せいたいはいじゅ)を控え...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...頓首ルピック氏の返事親愛なるにんじん殿ちょうど其許(そこもと)の歯が生えようとしつつある時...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...――わたくしは頓首して...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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