...それがまた面白そうなので私たちも段々深味(ふかみ)に進んでゆきました...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...面白そうな花見がえりが...
泉鏡花 「絵本の春」
...面白そうな小説本などを読み耽(ふけ)ってまぎらわそうとする...
梅崎春生 「Sの背中」
...仕事はできない」「寝たままでも仲間にはいるだけははいったら? 面白そうな仕事じゃないの」面白そうだ? と眼をむいた俺に...
高見順 「いやな感じ」
...その中の面白そうなのん選(よ)って来ましたのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...パノラマ館には例によって人を呼ぶ楽隊の音面白そうなれば吾(われ)もまた例によって足を其方(そちら)へ運ぶ...
寺田寅彦 「半日ある記」
...面白そうな書物を読み耽った...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...これらを読んで面白そうなものだと思ったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「君は面白そうな男だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...闇の中に面白そうな哄笑を響かせて居ります...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...途中で面白そうな土地があったら降りてやろうかな……私は頭の上にぶらさがった地図を...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...だいぶ面白そうな話だったじゃないか...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...何か面白そうな集(つど)いや談笑の仲間入りがしたくてたまらないという激しい欲望のほの見えることもあったが...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...面白そうなことだけは...
横光利一 「上海」
...Time may heal the broken heart. Time may make the wound less sore. But time can never heal the longing, for our dear brother come before.このような碑文の面白そうなものを十二三も写しているうちに...
横光利一 「静安寺の碑文」
...あたしたちの面白そうなところよ...
横光利一 「旅愁」
...何しろ話を聞いただけでもこいつあ面白そうな仕事だ」日本左衛門はかぶりを振って...
吉川英治 「江戸三国志」
...いかにも面白そうな笑い声がしている...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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