...浮かれ気分で騒ぐ半可通(はんかつう)を「あまり茶気があり過ぎる」と言って非難する...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...その眼には何か訴へるやうな非難するやうな色が見えた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...非難する人たちのなかにも...
徳田秋声 「仮装人物」
...イスラエル人にそれが欠けていると非難するのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小学校の子供たちは、殊に男の児は、それを非難する...
豊島与志雄 「女客一週間」
...そしてテナルディエが父の忘恩を非難するのを聞き...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...物質文明は精神文化を妨げると非難する声も聞きました...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...普通この立場を非難する人の説はこうなんだろうと思います...
夏目漱石 「創作家の態度」
...かえって妹の癖に余計な所で自分を非難する奴だぐらいに考えた...
夏目漱石 「明暗」
...そのため非難するものは...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...それ以前に唱道された体系の全てを公然と非難することで自らの体系を遠回しに賞賛することは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それほど非難するに当らない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...瀧子はその弱腰を非難する気も失せるのである...
「鏡の中の月」
...(c)それらの無遠慮を非難する者こそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非難する人もありますが...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...労働者階級がブルジョアの特権を非難するのも同じことである...
矢部貞治 「政治学入門」
...彼はそれを非難するのではなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...同時に現代の日本画を非難する心である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索