...霎時(しばらく)にして海上を見渡せば...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...健は待つてましたと言はぬ許りに急に難(むづか)しい顏をして、霎時(しばし)、昵と校長の揉手をしてゐるその手を見てゐた...
石川啄木 「足跡」
...霎時(しばらく)経つと眩(まぶし)い光に眼が疲れてか...
石川啄木 「赤痢」
...霎時(しばらく)經つと眩い光に眼が疲れてか...
石川啄木 「赤痢」
...霎時(しばらく)して...
石川啄木 「葬列」
...較々(やや)霎時(しばし)して...
石川啄木 「葬列」
...富江の声が霎時(しばし)聞えてゐたが...
石川啄木 「鳥影」
...」といふ考へが霎時(しばし)胸に亂れた...
石川啄木 「鳥影」
...立つた儘霎時(しばらく)火の無い暖炉を見て居たが...
石川啄木 「病院の窓」
...霎時(しばらく)して又...
石川啄木 「病院の窓」
...這奴(しゃつ)が命は今霎時(しばし)...
巌谷小波 「こがね丸」
...再び霎時(しばし)と押し隔て...
巌谷小波 「こがね丸」
...霎時(しばし)は起きも得ざりけり...
巌谷小波 「こがね丸」
...天色(てんしよく)霎(せふ/\)として日の光(ひかり)を看(み)ざる事連日(れんじつ)是雪の意(もよほし)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...畢竟(ひっきょう)するにかの希望的の光輝に反映して霎時(しょうじ)に幻出したるものにして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...生活せざるべからざる奇異の現象を霎時(しょうじ)に幻出するに至らしめたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...あるいは公武合体の変則制を霎時(しょうじ)の間建立したるも未(いま)だ知るべからず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...婆さんは霎時私の顔と...
松本泰 「日蔭の街」
便利!手書き漢字入力検索