...離れ離れに立っていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...子音と母音とが離れ離れになり...
海野十三 「獏鸚」
...この島の人家は凡て離れ離れに建っているのだが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...小さい無人島に離れ離れに破船したかのように見えた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...地平線の境には眞白な雲の列と緑色の白楊樹(はくやうじゆ)が二三本離れ離れに突立(つゝた)つて居るばかり...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...離れ離れの水臭い道行も...
中里介山 「大菩薩峠」
...親と子は離れ離れになった...
中里介山 「大菩薩峠」
...離れ離れに叙述する事のむずかしい――否...
夏目漱石 「永日小品」
...八畳の座敷は眇(びょう)たる二人を離れ離れに容(い)れて広過ぎる...
夏目漱石 「虞美人草」
...それほど容易(たやす)く右左へ未練なく離れ離れになり得るものか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...離れ離れの言語の数から云えばあなたよりも我輩の方が余計知っておりますよといってやりたいくらいだ...
夏目漱石 「倫敦消息」
...二人は離れ離れにされてこゝから追放だよ」「正々堂々と結婚式をすればいゝぢやアないの?」「うん...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...が併し私の露語を離れ離れにしては実業に入れぬから...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...着物と人の顔が離れ離れなのはよくありませんから」と言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...遠く離れ離れにおなりになった時からお手紙が途絶え始めて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...兄弟離れ離れに相手にならずに...
森鴎外 「阿部一族」
...そうすると今度は男たちの靴の音が離れ離れになって...
夢野久作 「支那米の袋」
...離れ離れになって悶(もだ)えている私たち二人の心を...
夢野久作 「瓶詰地獄」
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