...西北西から聞えますのは弱く...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...まっすぐに九マイル西北の地点にある...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...×校歌「都の西北」はまた私にとつては校歌の處女作であつた...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...或ひは若き血に燃ゆる早稻田の學徒が高唱する「都の西北」を聞くのが好きなのかも知れない...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...双子山もこれを蘆の湯の方の西北から仰いだのでは何等の奇景がない...
近松秋江 「箱根の山々」
...西北の方角に当たる町なかの花柳地だったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...「西北諸蛮(しょばん)概して地を奪い疆域(きょういき)を拓(ひら)くを以て勢とす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...西北(にしきた)の寒風(かんぷう)に吹付けられながら歩いて行くと...
永井荷風 「日和下駄」
...藤井は市の西北(にしきた)にあたる高台の片隅(かたすみ)で...
夏目漱石 「明暗」
...」都の西北、といふのは滝野が四五年前、それも落第を重ねた後に漸く末席をもつて卒業した或る私立大学の校歌のことだつた...
牧野信一 「蝉」
...うらうらと晴れわたつてゐる遥か西北方の空を望むと...
牧野信一 「武者窓日記」
...彼は迷わずに西北に向いて進んだ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...而して西北塞外人跡到らざるの処...
南方熊楠 「十二支考」
...スノウの細君が西北地方旅行会見記をかいて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...西北岸には之よりもモツト複雜した地形が...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...西北の防ぎに当りますから」「……むむ...
吉川英治 「三国志」
...みな西北へ顔を向けた...
吉川英治 「新書太閤記」
...わけて鞍馬寺から西北へ十町という僧正(そうじょう)ヶ谷(たに)には...
吉川英治 「源頼朝」
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