...浮石の累々として堆積せるは櫻島の西北部小池...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...柴長官は先ず安民公署という分署を東西北八胡同と西四牌楼北報子胡同の二個所に設け...
石原莞爾 「戦争史大観」
...中心をはなれた都の西北早稲田(わせだ)の森...
海野十三 「金属人間」
...西北に聳(そび)えている山の姿が...
徳田秋声 「あらくれ」
...「天は西北にたらず」「地は東南に足らず」というのらしいのであるが...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...また車に乗って西北二十三キロの高地なるモン・フォーコンへ行く間には小さい村落を幾つか通り過ぎたが...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...この節の西北の風が吹く時...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...トゥルの山小屋のある西北のかたに...
久生十蘭 「白雪姫」
...首(こうべ)を回(めぐ)らせて眼を西北方の空に挙(あ)げるならば人々は...
牧野信一 「ゼーロン」
...Mr. Tooke, On High and Low Prices (p. 247, 2nd edit.). では Mr. Lowe's work on thePresent State of England. の一節が引用されているが、その中で彼は曰く、『公衆、なかんずく旅行をしない公衆は、ヨオロッパの穀産地方と称すべきもの、すなわち大英国、愛蘭(アイルランド)、フランス北部地方、ネエザアランド、デンマアク、ドイツ西北地方、そしてある程度ではポウランド及びドイツ東北地方を通じて、同じ温度が支配していることをほとんど知らない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...恰度(ちょうど)池の西北の...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...十日には又寒い西北の風が強く吹いていると...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...同県西北隅の田舎にあっては...
柳田国男 「木綿以前の事」
...西北の強風の吹き送る外蒙の猛烈な沙塵を幾分防いでゐるのと...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...張飛卒(ちょうひそつ)一白馬は疎林(そりん)の細道を西北へ向ってまっしぐらに駆けて行った...
吉川英治 「三国志」
...また西北(いぬい)の一方は岩石聳え...
吉川英治 「三国志」
...女影(おなかげ)ヶ原(はら)――いまの川越市の西北方面――まで進んでくると...
吉川英治 「私本太平記」
...はるか多摩の西北地方――狭山(さやま)の辺りに...
吉川英治 「平の将門」
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