...クララの家からは西北に当る...
有島武郎 「クララの出家」
...マニラ湾の西北方にのびているバタアン半島とは違う――等の...
石川欣一 「比島投降記」
...いや西北(せいほく)に迷(まよ)つた...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...西北の風は大和の逸民を...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...遥かに目をやると西北の方に一つの道があって...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「連城」
...市の西北にロウぜンボルグ城あり...
谷譲次 「踊る地平線」
...きまつたやうに森を背負つて西北の風を防いで居る...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...ゆゑに西北を陰とし...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...「天は西北にたらず...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...西北隅には矢倉があった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...外西蔵は日本の内地のほぼ三倍ほどの広さの西北原(チャンリン)といわれる高燥不毛の地で...
久生十蘭 「新西遊記」
...春先の地中海の名物は『西北風(ミストラル)』...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...」私達は何時でも自由に借りることが出来る村の居酒屋のドリアンといふ馬に、テント及び炊事道具、調味料、鉄砲、手風琴、酒、十キロの米――等を積み、私が、トランプを切つて方角を定め、西北方、ヤグラ岳と称ばるゝ木立の深い山を目差して発足した...
牧野信一 「川を遡りて」
...この見当として北西北...
三好十郎 「斬られの仙太」
...西北の船手には松本吉右衞門...
森鴎外 「栗山大膳」
...ことごとく西北(いぬい)の方へ向ってひるがえっている...
吉川英治 「三国志」
...ほかはすべて西北(いぬい)にあたる山中に埋伏するように...
吉川英治 「三国志」
...女影(おなかげ)ヶ原(はら)――いまの川越市の西北方面――まで進んでくると...
吉川英治 「私本太平記」
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