...水を離れた貝のように口を噤(つぐ)んでしまうのです...
池谷信三郎 「橋」
...それがどんな悪い虫でも離れた処から...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...月に三日目とか四日目に離れた處から其處へ行つて市を開いて商賣をする...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...SS・H丸はいまやっと倫敦(ロンドン)テムズ下流のロウヤル・アルバアト埠頭(どっく)を離れたばかりのところに過ぎない...
谷譲次 「踊る地平線」
...一間ばかり離れたところに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...故郷をよく知るものは故郷を離れた人ではあるまいか...
種田山頭火 「行乞記」
...少し離れた所に紅うつぎが一本ある...
寺田寅彦 「柿の種」
...「そこはとても人里離れた農場かね?」「えい...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...家から一里ばかり離れた...
中村地平 「南方郵信」
...仕事のことを離れた静かな話をしばらくしている中に...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...二人はついに離れた...
夏目漱石 「明暗」
...何度も席を離れたり戻って来たりするのであった...
原民喜 「翳」
...流行などということはまったく掛け離れたものであったので...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...数キロメートル離れた田舎(いなか)では満天の星の下で眠りについているかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...三里あまり離れた私の故郷の町の人々すらこの村の名前を知る者は少なかつたさうである...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...いつか母屋からよほど離れたこんな池のふちのところまで掃き寄せてきていたのだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...彼れは人間を離れたる也...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
...やゝ離れた沖の島の數々...
若山牧水 「樹木とその葉」
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