...エロシンコ君は本を教えに出掛けたので、皆そこを離れた...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...かえって落葉が軸から自然に離れたように...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...殊に支那の道徳とは實にかけ離れた考へ方をして居る...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...左手が柄から離れた...
直木三十五 「南国太平記」
...呆然(ぼうぜん)と立ってこの有様を少し離れた物蔭から他事(よそごと)のように見ています...
中里介山 「大菩薩峠」
...人工衛星から少し離れたところに...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...左右に飛び離れた...
夏目漱石 「虞美人草」
...少し離れた地蔵堂町(ぢざうだうまち)狭川(せばがは)の子陽(しやう)といふ先生が開いてゐる塾(じゆく)に通学をはじめる...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...家から少し離れたところに...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...「二百メートルほど離れたところで錨繩を曳いていました...
久生十蘭 「肌色の月」
...この道具は主体から離れた独立なものではない...
三木清 「哲学入門」
...離れたところでは佐山が上半身をおこして...
三好十郎 「胎内」
...人間世界を遠く離れたうっとりした気持ちになっている...
夢野久作 「暗黒公使」
...君の過去を思い出させる第一回の実験をやってみるんだから……」私はもう半分夢遊病にかかっている気持ちでフワフワと椅子から離れた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...――尊氏が九州を離れたと知るや...
吉川英治 「私本太平記」
...この舟が城を離れたとき...
吉川英治 「新書太閤記」
...主(しゅう)を離れたら食うすべのない若侍が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...燈(ともし)は母屋を離れた狭苦しい一棟にしか残っていなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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