...自分はこの事実を諸君の前に闡明(せんめい)すると共に...
芥川龍之介 「蛙」
...その上ではじめて民族的本質の姿が真に闡明(せんめい)せられるのであって...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...全世界の学界に闡明(せんめい)せらるることは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...闡明せられますように...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...かくのごとき電子の性質が次第に闡明(せんめい)され...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...後にはその一闡提さへも佛性があるといふ風に説が轉じて行つた...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...明の太祖が僧祖闡等を日本に遣はせし時...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...如此生盲闡提輩(にょししょうもうせんだいはい)...
中里介山 「法然行伝」
...否その如く引離すのが事実の真実を闡明にし得たのであつたらう...
平出修 「逆徒」
...いまとなっては闡明(せんめい)のしようがないのだ...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...吾人既絶二望於国内専家之闡明一...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...積年の苦難を通してたえず闡明してきた文学における客観的な社会性の意義を...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...ましてそれが示す深い工藝上の意義を闡明(せんめい)した人はないのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...地名ばかりからでも多くの前代生活を闡明(せんめい)することを得るのである...
柳田國男 「地名の研究」
...今尚闡明せられざる歴史の隈が多い...
柳田國男 「どら猫観察記」
...即ち将来闡明(せんめい)せられねばならぬある法則によって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...却(かえ)って一つの大きな邪道と見るべきものである事をここに特に力を入れて闡明(せんめい)しておきたいのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...一闡提(いっせんだい)(極悪人)も成仏し得る...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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