...この道も悪くない...
種田山頭火 「行乞記」
...この土地もこの宿も悪くない...
種田山頭火 「行乞記」
...雑草風景は悪くない...
種田山頭火 「行乞記」
...あんたの身体はどこも悪くない」男は...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...どこも悪くないと云はれたこともうれしかつたらしい...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...此処(ここ)も居心は悪くないでしょう」時雄は得意そうに笑って...
田山花袋 「蒲団」
...これらはおそらくどちらも悪いかどちらも悪くないかである...
寺田寅彦 「案内者」
...なぜ評判が悪くないかと考えて見ると...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...木曾街道の印象は……」「悪くないね」道庵が仔細らしく杯(さかずき)を下へ置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...あいつも悪くないね」「左様でございますよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いや悪くないな」「お願いできましょうか」「普通の駕籠ならいざ知らず...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これで公爵の珍技を拝見するのも悪くないわね...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...雨が朝降ったから入りは悪くない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...市電の招待だから千秋楽ながら客は悪くない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日の休日計画は決して悪くない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...何にも自分が宮にお並べして言われるのは世間の受けが決して悪くない自分とせねばならないなどと思い上がりもされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...実際私も気附かなかったのだがあのとき一番悪くない私が二人から殴られなかったなら事件はまだまだ続いていたにちがいないのだ...
横光利一 「機械」
...凡(すべ)てをキユビズムで行(い)つた書斎も悪くない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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