...「しかし居心(いごころ)は悪くない住居じゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...その趣旨は悪くないと思う...
海野十三 「心臓盗難」
...此宿も悪くない、広くて静かだ、相当の人が落魄して、かういふ安宿をやつてゐるらしい、漬物がおいしい、お婆さんが深切だ...
種田山頭火 「行乞記」
...この道も悪くない...
種田山頭火 「行乞記」
...顔色は予期したほど悪くないので安心した...
種田山頭火 「道中記」
...「ね、どこも悪くない...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「それでも十字勲章をもらうのは悪くないぞ!」「これはおかしい!」とクールフェーラックはジャン・プルーヴェールに低くささやいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...外聞の悪くないように...
夏目漱石 「こころ」
...二枚物では吹込みは古いがコロムビアのレナーも悪くないだろう(J七六六一―二)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「悪いの悪くないのって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八さんに添わして下さいっ――てよ」「親分」「悪くない娘だぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雨が朝降ったから入りは悪くない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「ハリキリボーイ」と「まんざら悪くない」を入れてオペレットを書く約束した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...清潔な白いユニホームで人相も悪くない...
三浦環 「お蝶夫人」
...「決闘の相手は十人以上だったというが、いったいそれだけを相手にしてやれるものなのかね」「それより嫁を貰わないか、おとなしくて縹緻(きりょう)よしの娘がいるんだ、家柄も悪くない、少し年はいってるが――」「笈川のお余りというのはいやだぜ」八木隼人は、まんざらでもなさそうにこう云って笑った...
山本周五郎 「いさましい話」
...……おれとしては今でも悪くないせりふだったと思うがどうだろうか...
山本周五郎 「陽気な客」
...悪くない日でございましょうが...
吉川英治 「私本太平記」
...この世ならぬ野蛮な話には悪くない舞台をなしていた...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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