...一般公衆が関心を持つものは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...民衆の生活に愛する心を以て関心を持つことに初まり...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...そうなると青年団も料金の高下よりは集金高の増減に関心を持つという段取りになる...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...神道のその後というものに関心を持つのが...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...そういった問題に関心を持つ人に逢った時...
野上豊一郎 「パルテノン」
...日本では婦人でさえもあまり『声』の美しさに関心を持つ人はありませんが...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...今度のことがあって始めて妻の気持にも彼は段々関心を持つやうにされたのだった...
原民喜 「蠅」
...僕の酔態に就いてなどもこれ/\の関心を持つてゐると説明しようかと思つたが...
牧野信一 「痴酔記」
...自分にそんなにも熱心な関心を持つたかとおもふと...
牧野信一 「病状」
...……トシの思惑は恬淡で決して私などに関心を持つてゐる筈もないのだが...
牧野信一 「二日間のこと」
...関心を持つ筈もなかつたが樽野は...
牧野信一 「円卓子での話」
...ゆえに国民が植物に関心を持つと持たぬとによって...
牧野富太郎 「植物知識」
...そのあとではまたこんなふうに源氏に関心を持つのもよろしくない心であると思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私風情(ふぜい)が関心を持つとは申されませんが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自然政治の方面にも関心を持つようになった...
柳田国男 「故郷七十年」
...あんな女に関心を持つ筈はない...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...特に人間の風土性に関心を持つ自分にとっては...
和辻哲郎 「『青丘雑記』を読む」
...かく見れば前者の表現法は柳をば玉を貫ぬいた糸と見立てるところに主たる関心を持つものであり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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