...隣りの者に関心を持つ気力さえ失せている風でもあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いやしくも古代の動物に関心を持つほどの者は...
太宰治 「黄村先生言行録」
...国語に関心を持つものにとつて大切なことであらうと思ふ...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...公衆として関心を持つ問題は実際...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...もし人類全体が同一の関心を持つならば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一般公衆が関心を持つものは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...多少とも進歩に関心を持つ社会人の溌剌たる興味の対象になっている点を...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...例えば自然科学的常識や政治経済上の常識に対して関心を持つことの少ないのが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...自己に関心を持つこと...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...多少とも縁ある人の去就に関心を持つことは人情には相違ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...四銭形平次に関心を持つといわれる吉田首相は...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...演劇に多少なりとも関心を持つものなら皆...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...誰も格別関心を持つ者はなかった...
牧逸馬 「双面獣」
...関心を持つ筈もなかつたが樽野は...
牧野信一 「円卓子での話」
...そのあとではまたこんなふうに源氏に関心を持つのもよろしくない心であると思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私風情(ふぜい)が関心を持つとは申されませんが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あんな女に関心を持つ筈はない...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...かく見れば前者の表現法は柳をば玉を貫ぬいた糸と見立てるところに主たる関心を持つものであり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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