...彼は鉄面皮だから、批判されても動じない...
...鉄面皮の彼女には、一度も謝罪したことがない...
...鉄面皮の政治家ですね、あの人は...
...彼は鉄面皮のセールスマンで、断られても商品を売りつけようとする...
...鉄面皮の態度に、周りの人たちはうんざりしていた...
...私はこの犬の鉄面皮(てつめんぴ)には...
太宰治 「畜犬談」
...鉄面皮、と原稿用紙に大きく書いたら、多少、気持も落ちついた...
太宰治 「鉄面皮」
...そのとおり鉄面皮の愚作者なのだ...
太宰治 「鉄面皮」
...さすがの鉄面皮も...
太宰治 「鉄面皮」
...他人の血を売る鉄面皮な商人であり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...鉄面皮な僧侶たち...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...私は更にその鉄面皮を責めたてた...
豊島与志雄 「理想の女」
...いらいらした、顔にしわのよった、弱々しい身体の、色の黄いろい、鉄面皮な、落ち着きのない、五十歳ばかりの背の低い男で、手足や身体には病身者らしいところがあり、目つきには非常な鋭さがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...全くないんです」と鉄面皮に言訳がましい事をぬかした...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...横里鯨之進は実行家で鉄面皮で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...鉄面皮が出来なかった...
火野葦平 「花と龍」
...日本男子鉄面皮(てつめんぴ)なるも...
福沢諭吉 「日本男子論」
...ト云ッたら或は「イヤ懶惰で鉄面皮で自惚で法螺を吹くから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...鉄面皮以上に都合の悪い事があるってことですね」完...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...否定するとは大した鉄面皮だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...かれは持ち前の鉄面皮をすっかり取りもどしていたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...鉄面皮な使者は、少しも怯(ひる)まず、「そこです...
吉川英治 「三国志」
...ご機嫌うるわしくいらせられますかい?」――そんな鉄面皮な挨拶をセルゲイがカテリーナ・リヴォーヴナに向ってしたのは...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索