...遺憾ながら参加できないことになりました...
...彼女の失敗は遺憾なものでした...
...遺憾ながら商品の返品は受け付けておりません...
...今回の事件は遺憾なことです...
...遺憾ながら、今回の提案は却下せざるを得ない...
...返す返すも遺憾(ゐかん)に違ひない...
芥川龍之介 「京都日記」
...石垣又は懸崖崩壞の爲め鹿兒島市附近に數十人の死傷者を出したるは甚だ遺憾にして...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...我々にとっても実に遺憾この上もないことです...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...イデオロギーに関する歴史的叙述に立ち入る余裕がなかったのは遺憾である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...我輩の見る所に依れば侯の最も遺憾としたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...すべての調度は遺憾(いかん)なく整っているところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ち遺憾窮りなしとなす...
長塚節 「草津行」
...ふるいたたなかった遺憾さである...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...とかく流儀争ひなどのために子供のやうな喧嘩を始めて折角の計画も遂に画餅(がべい)に属するに至つたのは遺憾な事である...
正岡子規 「病牀六尺」
...かれこれ対照してなるべく遺憾なくその文を収拾整復し得て大いに考古学者どもに裨益した...
南方熊楠 「十二支考」
...紀州では毎年少なからず信州より買い入るを遺憾に思い...
南方熊楠 「十二支考」
...かの会より神社合祀に関して公けに反対説の出でしを聞かぬが遺憾なれば...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...私どもは未だ鯰の感受したのは何物であるかを明白にすることの出来なかったのは遺憾とするところですが...
武者金吉 「地震なまず」
...わたくしはそれを遺憾に思って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...遺憾ながら運転手君に味方しなければならない事をこの時...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...遺憾ながら日本では文化程度が低いから...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...遺憾ながらわが兵は疲れ...
吉川英治 「三国志」
...いま、これに輯録したそれらの集積は、一時、かなり私の手許に蒐(あつ)まっていたのであるが、疎開の前後、他の蔵書などと共に、乱雑に見失ってしまい、この改版にあたって、自分が思うほどの新味を加え得そうもないことは、仕事をすすめながらも、遺憾にたえない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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