...遺憾ながら参加できないことになりました...
...彼女の失敗は遺憾なものでした...
...遺憾ながら商品の返品は受け付けておりません...
...今回の事件は遺憾なことです...
...遺憾ながら、今回の提案は却下せざるを得ない...
...予に於ては毫(がう)も遺憾とする所なし...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...自小作農にいたっては遺憾ながら烏合の衆というよりほかなかった...
犬田卯 「瘤」
...生憎手許にないのは遺憾である...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...只遺憾ながら、と同紙は云ふ、この反動は既に手遲れで、國粹主義のアヂが獨逸の威望、信用、外交に加へて了つた重大損害を挽回するにはもはや遲すぎたと...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...)ふたかは眼になつた特徴のある子供の顔を遺憾なしに写さうと思つて...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...何にも優(ま)して遺憾(いかん)であること...
谷崎潤一郎 「細雪」
...はつきりしたことは言へないのを遺憾とする...
田山録弥 「閑談」
...彼の毎々繰り返えす遺憾である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その思想統制を遺憾なく漫画化した点に於て...
戸坂潤 「思想動員論」
...即ち遺憾窮りなしとなす...
長塚節 「草津行」
...遺憾ながらお断りした...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...醉月の御主人夫婦の缺席は遺憾ですが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「遺憾(いかん)な気のしましたことは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...選び得るものが案外少いのは遺憾に思います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ことにその稍(やや)釣り気味になった眼元の清(すず)しさ……正に日本少女の生(き)ッ粋(すい)のきりりとした精神美を遺憾なく発揮した美しさであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...本人の体質がその事実を遺憾なく証明している事を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...何ら今日になつても積極的に郷土へ働きかけるところを見ないのは遺憾である...
吉川英治 「折々の記」
...貴眉に接しないことはこちらも同様に遺憾としているところであるから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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