...遺憾ながら参加できないことになりました...
...彼女の失敗は遺憾なものでした...
...遺憾ながら商品の返品は受け付けておりません...
...今回の事件は遺憾なことです...
...遺憾ながら、今回の提案は却下せざるを得ない...
...死に臨んだ彼は満腔の遺憾をかう云ふ一首に託したさうである...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...まことに遺憾です」と...
海野十三 「火星探険」
...吾輩との約束を無にするとは遺憾(いかん)である」総指揮官は...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...塩田先生の殺害現場を調べた検察官はまことに遺憾にたえないことだったけれど...
海野十三 「蠅男」
...あなたが誤解のために苦しまれたことは大いに遺憾ですが...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...遺憾ながら蘭書拂底のため修行十分に屆き兼ねる事...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...イデオロギーに関する歴史的叙述に立ち入る余裕がなかったのは遺憾である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...遺憾ながら今日の現状である...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...併し遺憾ながら日本物は映画に折角大事な動作(モーション)が発達しておらず...
戸坂潤 「思想としての文学」
...不敏な吾々は今日に至ってもまだ紀平式ヘーゲル(?)歴史哲学の真諦を理解出来ないのが遺憾だが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その銀行家なんかが仲間に加わらなくても別に遺憾と思わないことや...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...續いてアーヘンにスタルク(スタルク效果の發見者)を訪ね その輻射則に關する意見を叩けば ラザフオードと表裏し「プランクの法則にはその恒數 h あり 光の速度あり ボルツマン恒數ありで 獨り万有引力恒數が缺けているのは遺憾である...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...自然これが一同の意志を遺憾(いかん)なく代表したことになった時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...両人の識見にも遺憾(いかん)の点があるかの如く思わるるも彼らの隠れた動機に至りてはなお今日大に学ぶべきことであって...
新渡戸稲造 「真の愛国心」
...千載の遺憾として唯(ただ)不幸を嘆ずるのみなりしが...
福沢諭吉 「蘭学事始再版序」
...秀抜なその廓噺の中でも就中大正の吉原情調遺憾なく横溢した名篇であると云へよう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...しかも二人共に王家の臣たる能はざりしは死してもなほ遺憾あるべきにや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...舎利弗われこの少しの物を持ったばかりに梵行人をして我を怪しましめたは遺憾なり...
南方熊楠 「十二支考」
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