...それがちいさなマッチの軸木(じゅくぎ)にわられて出てきたのですが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「ひこうかばん」
...そしてマッチの軸木の先で...
海野十三 「深夜の市長」
...そして火のついた燐寸(マッチ)の軸木を中に落とした...
海野十三 「千早館の迷路」
...まだ一ぱい軸木がつまっていました...
海野十三 「蠅男」
...一本の軸木がマッチ箱の腹をこすった...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...軸木に火がついた...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...なるほど不思議にも燐寸の軸木(じくぎ)は半分ほどしか入っていなかった...
海野十三 「流線間諜」
...擦ってあるんだったら軸木が半分なくなっても別に不思議もないのです」「それほど不思議なら...
海野十三 「流線間諜」
...軸木を少しおわけして上げる...
太宰治 「作家の手帖」
...マッチの軸木一本お上げしたわけでもなく...
太宰治 「作家の手帖」
...マッチの軸木を並べてする色々の西洋のトリックを当時の少年雑誌で読んではそれを実演して友達や甥などと冬の夜長を過ごしたものである...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...樫の軸木は高らかに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...慌(あわ)てた與吉(よきち)の手(て)は其(そ)の軸木(ぢくぎ)の先(さき)から徒(いたづ)らに毛(け)のやうな煙(けぶり)を立(た)てるのみであつた...
長塚節 「土」
...幼き恋は寸燐の軸木燃えてしまへばあるまいものを寐覚めの囁きは燃えた燐だつたまた燃える時がありませうかアルコールのやうな夕暮に二人は再びあひました――圧搾酸素でもてゝゐる恋とはどんなものですかその実今は平凡ですがたつたこなひだ燃えた日の印象が二人を一緒に引きずつてます何の方へです――ソーセーヂが紫色に腐れました――多分「話の種」の方へでせう...
中原中也 「幼き恋の回顧」
...燐寸の軸木に用いる木はかなり限定された種類のものときいている...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...昔はマッチの軸木の頭を折ったものを使っていたのである...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...軸木を持ったマンの右手を...
火野葦平 「花と龍」
...七五離森(はなれもり)の長者屋敷にはこの数年前まで燐寸(マッチ)の軸木(じくぎ)の工場(こうば)ありたり...
柳田国男 「遠野物語」
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